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ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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ジュバルの不吉な予感

前にリミッターのテスト用に作ったもの。実際にテスト用として相応しいかものかどうかは?だが。ここではフリーのLimiter №6をリミッターとして使用。

ジュバルの不吉な予感(1分24秒)

ラウドネス値は-13.7LUFS。編成は以下の通り。

フルート---Jubal Flute(embertone)
ドラム----BFD eco
シンセ----Bazille
ベース----Kontakt付属

以下、音源やミックス、リミッターなどについて
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不労の誓い(曲)

昔フリー環境で作った曲を有料音源に置き換えて演奏させるシリーズ。このシリーズもネタが尽きたので今回でおしまい。

・不労の誓い(2分48秒)

自意識は自己の状態を決定し得ない。それは原因ではなく、状態から生み出される結果でしかない。だが自意識は、状態の決定を司っているかのように錯覚する。それを生業としている。その気高き魂は、そこに望ましき状態が形成されれば、それは己の選択によって導きだされたものであるとして誇ってみせるだろう。そして望ましくない状態された場合も、やがてそれは「故あっての決意や誓いの結果」として収斂していくだろう。その「決意」や「誓い」によって自意識の機能は、そして近代主義的思想(自由意志による自己決定)は、その面目が保たれる。
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――コレの音源置き換え作業はもう怪我する前に終わっていて、空間作りが上手く行かないのでしばらく放置していたのだが、まさかこれを投稿する頃にまた元の無職に戻っているとは思ってもいなかった。まあどのみち全く未来のない仕事(あんな働き方をしても一人で生計を立てるのは無理)だったので未練は無いが――

編成は以下の通り。

・ピッコロ(8dio Claire)
・フルート(Berlin woodwinds Exp B)
・イングリッシュ・ホルン(Berlin woodwinds Exp B)
・クラリネット(Berlin woodwinds Exp B)
・バスーン(8dio Claire)
・ピアノ(8dio 1969 Steinway)

以下は使用音源について

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迷い道

かれこれ5、6年くらい前に作り始めたピアノ・ソロ曲。

迷い道(Alicia's Keys)(3分57秒)

最初の7割くらいは直ぐにできたものの、そのあと気力が切れ、1、2年経ってはちょっと続きを作り、また気力が切れ、そのあとまた1、2年後に続きを作り…ということを繰り返し、ようやく完成に漕ぎ着けた。

別に完成させる義務も意義もないのだが、何となく仕事をやり残したようなモヤモヤ感があってずっと引っかかっていたので、作り終えて少しスッキリした。
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使用音源は「ALICIA'S KEYS」。去年の年末セール中に5千円で買ったものだが、値段の安さに反して中々出来がいい。とにかく音抜けがいいのが嬉しい。音抜けというのは「ちょっと足りない」とかならともかく、元々いまいちなものはいくら優秀なプラグインを使ってもどうにもならないことが多いので。

ただし、この音源には幾つかの弱点もある。音の距離が凄く近いので他のパートと混ぜる時は一工夫する必要がある(――この曲では、音の近さによる圧迫感を軽減化させるため、S成分にだけアタック早め、リリース遅め設定のコンプを掛けている)。ヤマハのピアノ音源にありがちな、高ベロシティで急に嫌味な音になる特性がある。大げさなくらいに抑揚をつけないとものすごく無表情なものが出来上がってしまう、など。とはいえ、この値段でこの出来なら、まず買って損はない。

因みに、全く同じ設定で「Vintage D」を鳴らしてみるとこんな感じになる。

迷い道(Vintage D)

「Vintage D」も凄く良い音源だが、低音と高音のバランスがいまいちだったり、ベロシティ・レイヤーの音のばらつきなどがあって、多少ガタついてしまう感がある。あと、打鍵音が「ALICIA'S KEYS」よりも目立つように思う。さらに、どちらかと言えば大味で、余り繊細な表現には向いていない、という弱点もある。まあそれは「ALICIA'S KEYS」も同じだが。というか、音ヌケが良くて繊細さがあってさらに全体の音のバランスがいい音源なんて中々なさそう。

蠱毒の森(ノン・リバーブ・バージョン)

この前投稿した、Berlin Strings使用のコレのノン・リバーブ・バージョン。

・蠱毒の森(ノン・リバーブ・バージョン)

前回のものはTree&Closeマイクにリバーブをかけたものだったが、今回は5つのマイク全てを使用し、それだけに残響を任せ、リバーブは未使用。即ち、Orchestral Toolsが言うところの「Out Of The Box Sound」って奴です。



ただ、メモリ的に一度に5つのマイクを使うのは無理なので、其々のマイクごとに5回レンダリングし、それをミックスするという手順を踏んだ。当然と言えば当然だが、2マイクでモニタリングしていた時とはかなり音のバランスは変わってしまう。今回の方が自然で音もクリアだが、その分前回よりかなり地味な印象になった。

メモリが少なくともこういった力技を使えば全てのマイクを使用することは可能なわけだが、この手法は一つ一つパッチのマイクを変更していかなければならないので滅茶苦茶面倒くさい上に、5マイクを使った時の音を想像して打ち込みしなければならないという難点がある。

しかしこうやって改めて素の音を聴いてみると、Berlin Stringsは結構硬くて冷たい音色なんだなと思った。

蠱毒の森(Berlin Strings)

Orchestral ToolsのBerlin Stringsを買った。もはや曲を作る気力も時間もないので、基本的に使用するためではなく物欲を満たすためだけに音源を買っている(それぐらいしか生きがいがない)が、せっかくだから何かストリングスを使ったものはなかったかなと探していると、DTMを始めて1、2年くらいの頃に作った古いMIDIファイルが見つかったので、せっかくだからあててみた。

・蠱毒の森(1:31秒)
※(1/8微調整)

【追記】上記リンクのものはTree&Closeマイクにリバーブをかけたものだが、5マイク全てを使用し、リバーブ未使用のノン・リバーブ・バージョンも作成したので参考までに。【了】

所々でセクションの人数が倍になっていたりするが、まあいいかと。どうせDTMだし。元々フルートが入っていたのだが、どうもバランスが悪いので、それならいっそのこと全部弦だけにしてしまえ、とした結果こういうことになってしまった。セクション内の別のアーティキュレーションを同時に使えば、どんどん人数を増やせてしまうのがこの手の音源の面白いところ。

それにしても歪な曲だなあ。もっと洗練された曲を作れるようになりたい…が、もう人間としての燃料が残ってないので無理か。

以下は音源についての話。
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『諦めましょう』

久々の新曲。と言っても、ずっと昔に8割くらい作成したところでエネルギーが切れてほったらかしにしていたものを今年の正月休みに強引に仕上げ、それを二月の一週間休みに今の音源に置き換えただけで、実際にはかなり古いものだけど。あと、気力も時間もないので殆どベタ打ち。

・諦めましょう(4分48秒) 

微調整してv1.1にアップ・デート
v1.2にアップ・デート(3/25)。どうも圧迫感を感じるのでパラメータ・モジュレーションでフルートの音量を少し抑えた。しかしそれでもまだ圧迫感がある。結局、双方の音色をパンで左右に振っていながら(メロディ上での重きを意識して)フルートの音量をヴィオラより大きめにしすぎているところに問題があるのかもしれない。しかしもう寝なければならないので、とりあえずここらで一端放置。
v1.3にアップ・デート(3/28)。EQなどを使ってある程度音を後へ追いやり距離が出来るよう修正。これで少しは聴き易くなったはず。
v1.4にアップ・デート(3/30)。また低音をちょっと削った。
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編成はフルート、ヴィオラ、ピアノ。元々はグーセンスの『組曲Op.6』を聴いて、何かこんな感じの曲を作りたいと思って作り始めたものなので、伴奏はハープの音色にするつもりだったが、それらしくするのが難しそうだったので途中でピアノに変更した(ピアノだったら何してもオッケーだろう理論)。

というか伴奏の打ち込み面倒くさい。因みに、『組曲Op.6』には大して(全然?)似てないと思う。

▼使用音源は以下の通り

ピアノ:Garritan Authorized Steinway Basic
フルート:Miroslav Philharmonik
ヴィオラ:Miroslav Philharmonik

 ***

しかしガーリタンのスタインウェイはBasicも販売終了か。スタインウェイ公認とかだったから、契約上の問題か何かが原因なんだろうか。しかしせっかく作った秀逸なソロ弦二種が即効でディスコンになったり、一度発表された「ORCHESTRAL STRINGS 2」が消え去ったり、本当にこの会社のやることは色々とよく分からない。

2010年失意の旅

Miroslav Philharmonik で弦楽四重奏スタイルの曲を鳴らしてみた。これも以前に作ったものの焼き増しだけど(前回はSGMを使用した)。尚、ミロスラフ版に移植するに当たって曲のタイトルも変更した。

2010年失意の旅(5分32秒)

ソロストリングスのサンプルの長さは大体どれも 5秒くらいで余り長くない※1ので、ループ音色を主体として使用。奏法の切り替えをちゃんとやろうと思えば弦四だけでも 16チャンネル以上必要になってくる(タンク系のプラグインには所謂キースイッチの機能がない)ので、一工夫いりそう。今回は曲調が余りそれを求めていないことや、また上手くそれを使いこなす自信もなかったのでそこまでしなかったが。しかし実際にそれを行うにしても、其々のサンプルで結構音量差があったりするので、調整はかなり難しそう。
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ミロスラフの場合、SGM などと違ってサンプル自体に予め表情がついているので、当てるだけでもわりとそれっぽくなる傾向がある。これは一つの利点だろう。ただし、ヴァイオリンはかなり後ろがふくらみ気味になるので、それが邪魔になる場合、コンロールチェンジや DAW のオートメーションで後ろを押さえる処理が必要になる。それもあって、例えばこの曲の場合、長めの音はある程度ヴェロシティを小さめにし、逆に短めの音は相対的にヴェロシティを大きくした方がバランスが取れる感じだった。あと、ヴァイオリンの音色は 7900Hz 付近と 9200Hz 付近に結構耳障りな音が含まれているので、ここは少し削った方がいいように思った。それから 3400Hz 付近はヴァイオリンのおいしい音が含まれていると同時に、圧迫感を感じさせる原因にもなり易いので、ここをどう処理するかは悩みどころ。

悩みどころといえば、midiの段階でかなりパンを広げていたのは失敗だった。高音は多少外に広がっていてもそれほど気にはならないが、低音が余り端の方で鳴っているとどうしてもバランスが悪く聞こえる。しかたがないので後になってから DAW 側で幾らか中央に寄せてみたものの、これ以上寄せると音が変わってしまい、初めから設定をやり直さなければならなくなるので、ここら辺で手を打った。とはいえ、単純にパンを中央に集めて設定しなおせば上手くいくというわけではなく、その場合、パン以外で音場を広げる何らかの工夫がまた必要になってくるんだろうけど。

しかし、弦四の打ち込みは聞けば聞くほど幾らでも修正すべき点が出てきて、本当にきりがなくなる。従って、どこで打ち切るかというのが大きなポイントにもなってくるわけだが、手抜きをすれば直ぐにバレるし、ちゃんとしたものを作ろうとすれば余りにも手間がかかりすぎるので、まあできれば余り手を出さない方がいいジャンルなのかもしれない。

因みに、今回は使わなかったが、ソロストリングスの MACRO には

「Swell」
「VSpeed(Variable Speed)」
「ATPush(Aftertouch“Push”)」
「VStart(Velocity to Start Point)」

の 4つが割り当てられている。「Swell」は所謂エクスプレッション。「VSpeed」は音の立ち上がりの早さを決める項目。数値を上げるほど音の立ち上がりが早くなる。「ATPush(Aftertouch“Push”)」はアフタータッチによる変化のし具合の調整?「VStart」は――音色によって変化は異なってくるかもしれないが、ソロストリングスの場合――数値を上げれば上げるほど、早いタイミングでヴィブラートが掛かり始める。ただし、数値を最小にしてもヴィブラート無しにはできない。ストリングスの方にはノンビブラートのサンプルが用意されているが、ソロにはそれが用意されていない以上、ノンビブラートは無理ということか?

尚、同じソロストリングスでも音色によって其々アサインの初期設定が異なっているので注意。アサイン関しては、左上にある「CTL」をクリックして点灯させ、その上で意中のパラメータをクリックすると「MIDI CTL」画面が開くので、そこで設定や確認を行う。あと、ベンドレンジは「TUEN」→「BENDER」で設定。

 ***

そういえば、これを作る際にミロスラフをマルチアウトで鳴らしてみようと思ったらどうしてもできなくて、前にはできたはずなのに何故だ?…と思っていたら、DXi版を使っていたからだった。VSTi版に切り替えると普通にできた。どうも REAPERv0.999 では DXi のマルチアウトは使えないようだ。



※1 これに限らずサンプルは基本的に短いものが多い。例えばフルートの高音などは 3秒くらいしか収録されていなかったりする。7GB 程度でオーケストラの音色の殆どをまかなおうとするとこれが限界ということか。というか、今回使用したソロストリングスのループ音色のうち、「Violin 1 LP」以外のすべてが、つい最近出た SampleTank FREE に含まれていた…。何この謎の慈善事業。タンクのプラグインも制限無しで使えるみたいだし。そんなことするなら、ミロやソニックのプラグインエフェクトもタンク並に充実させてくれればいいのに。何故フリーよりもしょぼいままなのか。

江戸子守唄(貴野ユキ)

UTAUを使って有名な子守唄を歌わせてみた。

江戸子守唄(貴野ユキ)---2分55秒

といっても、内容は過去に作ったものの使いまわしだけど。

せっかく面白い道具が手に入ったのに、四六時中不安感や劣等感(何かしようとすると「自分に上手く出来るはずがない」という気持ちがよぎる)に苛まれて全く物事に集中することができないので、中々新しい曲を作れない。それ以前に、自分の場合UTAUを使おうと思っても、「歌詞が書けない」という問題が猛然と立ちはだかることになるのだが。
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今回使用した音源は「貴野ユキ(verSP)」。
<追記8/14:リンクが変っていたので修正>

比較的年齢層の低い人が音源を作成するケースが多いからなのか、UTAU用に配布されている音源は、幼声であることが圧倒的に多い。それも似たような感じの音色のものが多いのだが、この音源は比較的年齢が高く聞こえるのと、音色も他には余り無いタイプなのでちょっと使ってみたくなった。音も比較的よく録れていて、低音から高音まで安定した音が出る。

とはいえ、UTAUを使う場合、ノイズとの戦いになるのはどうしても避けられない。今回はそのために、幾つかのファイルをEQで処理を施したものと差し替えてみたりもした。例えば、「ね」の10kHz辺りから上をReaFirのゲートでバッサリ切り落としてみたり、後は6.8KHz辺りにヒスノイズが入っているものが多かったので、特に気になるファイルはそこらへんの帯域を削ったものに差し替えてみたりして。ただ、これをすると音色がちょっと暗くなってしまったりするのだが。ノイズを取り除こうとすれば音に質感がなくなり、質感を与えようとするとノイズが目立ち始めるというジレンマ。今回の曲は特に「ん」が強敵だった。

ただ、こういった処理は非常に面倒なものではあるが、一つ一つ問題のある箇所をつぶしていって何かを仕上げるという作業は、面倒であると同時にわりと面白いものであったりもする。それによってある種の目標ができるというか。実際の社会生活では何の目的も目標も持てないからなあ。

因みに、フラグは「g+10wH20」。フラグに「w」を付けたので、そのせいで余計にノイズが乗りやすくなったということもあるかもしれない。そちらの方が音色的にこの曲に合いそうだったので、そうしたわけだが。

あなたのための子守唄(根音ネネ)

「「utau」バージョンも作る予定だった」と言っていた『あなたのための子守唄』のUTAU版をようやく完成させることが出来た。ライブラリは以前に一度試して使えることを確認しておいた「根音ネネ」を使用。

『あなたのための子守唄(根音ネネ)』(2分56秒)

もう嫌な思い出も
もう先の気がかりも
もう邪魔な肩書きも
全て荒野に流しましょう

ゆうら ゆらり
眠りにつきましょ

もう朝の憂鬱も
もう見慣れたあの空も
もう無二のあの人も
全て忘れてしまいましょう

ゆうら ゆらり
すべて捨てましょ

茨の鎧も 諸刃の剣も
あなたを縛る 毒の矜持さえ

もう群れへの憎しみも
もう大事なこの嘘も
もう無駄な生き恥も
大地に還して眠りましょう

ゆうら ゆらり
すべて流しましょう

UTAUの使い方は未だによく分かっていないので、「波打たせる」以外のピッチや「原音の設定」、その他よく分からない機能には一切手を付けず、使ったのは「波打たせる」と音量とエンベロープ、デュレーションだけ。このソフトは、いつものように自分で色々触ってみて挙動を確かめることによって使い方を学んでいく、というやり方はちょっと厳しいかもしれない。使い方を覚えるには、解説ページでも探して読むしかないか。昔は、例えばゲームを買ったりなんかしたら、説明書を端から端まで読んで使い方を完全に把握してからゲームを始めるタイプだったのだが、歳をとってからはいつの間にか、取り敢えず動かしてみる派になっていたという。単に未来がないから行動が投げやりになっただけかもしれないけど。

しかし、UTAUの入力作業も相当面倒だったが、全ての工程で一番時間が掛かったのはやはりミキシング作業。今回は前回のようにミキシング迷子に陥るほどの混乱はなかったが、結局一週間くらい、ミックスからマスタリング、マスタリングからまたミックスへという作業を延々と繰り返し、ようやくそこそこ納得のいく形になった。多分プロだったら一時間くらいで全て済ませてしまうんだろうけど、自分はそれだけの腕が無いので、ひたすら一つずつ問題のある箇所をつぶして行くしかない。それに、基本的にミックスは出来ればある程度期間を置いて寝かしてみた方がいい。そうすると耳がリセットされ、それまで気づかなかった問題にも気づき易くなる。

まあそんなわけで今回は時間もかけたし、前回のものを手がけた後に色々学んだこともあって、ある程度納得のいく出来にはなったが、ただ一つ心残りがある。それは「根音ネネ」に対するコンプの掛け具合。これはこのライブラリ特有のものなのか、それともutau用ライブラリ一般における特徴なのかは分からないけど、そのままだと音がけっこう横に平べったく広がっていて、定位がぼやけてしまう。だから定位をハッキリさせるためにはある程度コンプを掛けなければならないのだが、コンプを掛けて定位を絞ろうとするとその分だけ音が硬くなってしまう。一般的には、(もちろん、本物とサンプルでは扱い方が異なるだろうけど)ヴォーカルにコンプを掛ける場合は極力音が変化しない掛け方をすべきだということになっていて、尚且つ今回は余り音を硬くしたくなかったということもあって結構緩め掛けたのだが、今聞くとやはりもう少しスマートにした方が良かったかなあ、という思いもある。

あと相変わらずよく分からないのは、音との距離の作り方。普通にやっていると、どうしてもスピーカーに張り付いたような音になってどうも気持ちが悪い。Omnisoneみたいなツールに頼る手もあるけど、いつまでもそういうものに頼ってばかりいるのもどうかと思い、今回はそれを使わなかった。でもどうしても上手く距離を作れないので、最初はセンド・リバーブだけで何とかしようとしていたのを、インサートも使うように変更。とはいえ、全てのパートにインサートするにはマシンスペックが足りないので、「根音ネネ」以外のパートはインサート用トラックを作って全てそこにまとめた。こうするとリバーブ後の個別パート調整が出来なくなるが、まあ仕方がない。しかし、基本的にはリバーブは特殊な効用を得る場合以外はセンドで使うべきだとされているのだが、他の人は本当にセンドだけで距離を作っているのだろうか。

まあどちらにせよ、これを刺せばある程度距離を作り、尚且つクリアでありながら適度な湿り気を帯びた音を作れる、なんて都合の良いものはないと思うので、結局EQとコンプとフェーダーとリバーブの兼ね合いでそれを作り出すしかないんだろうけど。

あなたのための子守唄

メロディーとコードは既に出来上がっていたものの、イントロや伴奏をつけることが出来なくて三年ほど放置していた曲をようやく仕上げることが出来た。「子守唄」というわりにはやけに騒々しく、当初のイメージとは少し異なったものになってしまった感はあるが。

あなたのための子守唄(フルート)-------2分54秒

あなたのための子守唄(合唱)プレイヤーが対応していれば歌詞が表示されます。

かなり微妙なコード進行だったりすることもあって、苦肉の策の連続。合唱バージョンはさらにそれに苦肉の策を積み重ねてハーモニーをつけた。なんか隙間が開いていて寂しかったので。しかし何年も放置していた割には、いざ作り始めてみると三日ほどで出来上がってしまった。まあ自分の場合、作ろうと思って作れることは余りなくて、気分が盛り上がったりアイデアを思いついたりしなければ幾ら時間があってもどうにもならない不憫な体なので。
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それよりも思いのほか手間取ったのは、エクスプレッションやデュレーションの設定。ただ、それはもう気力が尽きそうな気配がしてきた(一度気力が尽きるとまた数年間放置しかねない)のである程度のところで切り上げたが、さらにその後にミキシング地獄が待っていた…。

それでも合唱バージョンの方は、とにかくおかしいところを一つ一つつぶして行くという先の見える作業だったからまだましだったが、フルートバージョンの方は、途中で前に進んでいるのか後ろに進んでいるのかすら分からなくなってかなり難渋した。で、散々色々試してみた挙句、最終的にピアノのヴェロシティの設定がどうしようもなく駄目だということに気づき、また最初からやり直し。演奏データが酷いと、ミキシングの力業だけではどうにもならないということを改めて思い知らされた。特にシンプルな編成だと、余計に細かい部分の粗が目立つ。

そしてようやく作業が終わったと思って、もはや滅多にCDを読み込んでくれなくなった壊れかけのミニコンポに繋いで試しに聴いてみると、とんでもなく酷いことになっていてまた一からやり直し。さらにその後、もう一度パソコンのスピーカーで聞いてみると、今度は別の部分の粗が目立って途方に暮れる、と。しかしそうやって何度も同じ曲を聴いていると、楽曲自体の在り様も含めて様々な粗が耳に飛び込んできて、どうしようもなく酷いものを作っているような気がすると同時に、吐きそうなってきたりして。実際自分の耳は全く頼りないので、常にそういう不安は抱えている。「これはいける!」と思って次の日に聴いてみると、「ナンダコリャ」だったりするというのはよくあること。

――この曲には歌詞もあるので、本当は「utau」バージョンも作る予定だったのだが、もはや精根尽き果ててしまったので今回はこれまで。また気が向いたら、「utau」の使い方を覚えてもう一度チャレンジしてみるかもしれない。

 ***

因みに今回使用したピアノの音源は、以前にフォント化したsonartの「YAMAHA C7 GRAND PIANO」。ただ、sonartのサンプルはレイヤーが変わると急に音色が激変してかなり使いにくい。仕方がないのでヴォリュームとのコンビネーションを用いざるを得ない箇所も。自分のフォントの組方にも問題があるのかもしれないが。もう一度組み直した方がいいかもしれない。サンプラーで使うとあの音色の急変は回避できるのだろうか?

あと「TripleS Cflute」は、特に350Hz辺りがピアノとモロにぶつかって嫌な圧迫感を生み出したりするので要注意。

ピアノ・ソロ曲『素直さを求めて』

久しぶりに曲を作った。

『素直さを求めて』(2分53秒)

※最後の部分をちょっとだけ変更(11/3)

今回のテーマは、このよじれた感覚と理性を解きほぐし、「出来るだけ素直で耳障りの良い曲を作る」ということ。しかし結局その目論見は外れ、どうも所々微妙に歪さが残るようなものになってしまった。まあ一度失ったものはそう簡単には取り戻すことは出来ない、ということだろう。

とはいえ、今回は右手パート/メロディ、左手パート/アルペジオという一般的スタイルを重んじたので、当社比で言えばかなり素直な出来上がりにはなっていると思う。

音源として使用したのはこの前にフォント化した「SONART YAMAHA C7」。この曲を作った動機の一つとして、せっかく良い道具が手に入ったので試しにそれを使ってみたかった、ということがある。最初はこれで人の作ったmidiを色々と鳴らして満足していたのだが、段々それだけでは物足りなくなってきたという。

***


それにしても、音との距離感を保ちつつそこに質感を与えるにはどうしたらよいのだろう。というのも、この音源に限ったことではないが、多くのものはそれをそのまま鳴らすと、特にヘッドホンなどで聴いた時、耳に音が張り付くような感じになってどうも気持ちが悪い。

だから音との距離感を作るためにEQで帯域を削ったり、リヴァーブを掛けてドライ成分を削ってみたりするのだが、この方法だと距離感は作れるが、どうしても音自体がボヤけてしまう。一体どうしたら音との距離感を保ち、尚且つ質感もある音、というのを作ることが出来るのだろう。

リミックスに手を染めてみる、の巻き

「スターリング・サウンドのエンジニアによるマスタリング競演」を目当てにサウンド&レコーディング・マガジンの3月号を購入(この雑誌を買うのはこれが初めて)してみたところ、こういう企画をやっていて、最初は別に曲にまで仕上げるつもりはなかったのだが、せっかくだからとこの素材を使って適当に遊んでいたらどうも形になりそうな感じがしてきたので、ここ数日でザッと仕上げてみた。

でまあ出来上がってしまえば発表したくなるというものだが、しかし素材の権利の関係上、この曲はMySpace上でコンテストに応募するという形でしか発表することは出来ない。それで態々これ用にMySpaceのアカウントを取っておこがましくもコンテストに参加してきたのだが、今はそのことをちょっと後悔している。よく考えてみれば、自分にとってはコンテストに参加することのメリットなんて何もないわけで。別にMySpaceに音源を挙げるだけ挙げて、後は応募しないという手もあったんじゃないか?多分それでも誰にも文句は言われないと思うし。まあMySpaceに音源を挙げれば後はツー・クリックで応募完了なのでそれはそれで不自然な気もするけど。

というかそもそもの問題として、自分はリミックスの意味がイマイチ分かっていなかったりするのだが。始めはこの素材だけを使って曲を作ってみろってことなのかとも思ったが、他の人達が作った曲を聴いてみると結構好き勝手にしているみたいなので、自分もリミックスが何を意味するのかを余り考えずに好き勝手にしてみた。だからこれも多分リミックスの範疇に入る…はず。とはいえ、最終的に出来上がったのは普通にミニマルでオーソドックス(?)なものになったけど。

しかしまあ下らんことで悩みすぎだよな。もしかしたら、「立派な社会人」という肩書きを手に入れてさえいればこんな下らんことでいちいち神経をすり減らしたりすることもなかったのかもしれない…とは思ったものの、よくよく考えてみれば、今と違って常識的レールに必死でしがみ付いて社会的体裁を保ち続けていた学生時代でも今以上に些細なことで懊悩していたりしたので、やはりそういう問題ではないのかもしれない。

それはともかく、これが今回取得したMySpaceのアカウント。ここで今回作ったリミックスもどきを聴くことが出来ます。ただこのアカウントはこの曲を表に出すためだけに取ったものなので、今のところこの場所をそれ以外の目的で活用する予定はありません。

因みに、以下はこの曲の後半部分の設計図的なもの。設計図と言っても、単に一端核となるパーツをmidiで書き出してみて、それに合いそうな音をどんどん重ねていったというだけの話だが。実際にはこれにさらにキックやSEなどが加わっている。


恥かしくも懐かしい曲

DTMに手を出して1、2年の頃に作ったmidiが出てきたので録音してみた。
音源は「YAMAHA XG WDM SoftSynthesizer(S-YXG50)」

korehaaoi.mp3(6分14秒)

ギターの調整入力を途中で放り出したままなので酷いことになっているが、それ以上にこのメロディーの青臭さが凄まじい。特にメジャーキーの部分の能天気さは赤面もの。実際、これを作った時も少々の気恥ずかしさを覚えながら打ち込みをしていたように記憶しているが、この時はそれよりも、ただ思い浮かんだメロディーを打ち込むとそれが実際に音となって演奏されるということの喜びの方がそれを上回っていたように思う。そしてこの時はまだ「社会復帰」なるものを諦める何年も前だった。まあそれももう今は昔、懐かしい思い出でしかない。

 ***

DTMといえば、新しいボーカロイドの巡音ルカはかなり良さそう。クリプトンの最初のデモでは宝塚の男役みたいな声で微妙だったが、調整次第でどうにでもなるみたいだし。これはちょっと欲しいかもしれない。まあ、自分は歌詞を書けない…以前にもう曲を作る気力自体が殆ど無い(あったとしても大したものは作れないが)ので、手に入れてもそれが活躍する機会はまず無いだろうけど。

歌謡曲っぽいの

少し前から作り始めていた曲があったんだけど、
どうもイントロや続きが思い浮かばないでいるうちに曲への興味も気力も尽きてきて、
このままだと放置するパターンなのでループさせて無理やり形にしてみた。

モンスター歌謡曲―ループ(2分3秒)

曲名には特に意味は無い。
取り敢えずモンスターとか付けておけばいいんじゃないの?
みたいな感じで。

今回は珍しくドラムを入れてみたが、
曲にあったフレーズがなかなか思い浮かばなくて苦労した。
最初はDTMマガジンのループ素材を使って楽しようとしたが、
結局曲に合うものを見つけられなかったので仕方なく自前で。

そもそもドラムにも魅力があるということに気づいたのは最近のこと。
だからそれまで曲を聴いていてもドラムは全然聴いていなかったりしたので、
フレーズが思いつかなくて当然と言えば当然なんだけど。

ドラムの音源に関しては、当初ns_kit7freeを使おうと思ったが、
メモリ不足で別録りしなければならないのでSuperDrumFXを使ってみた。
wavを読み込んで鳴らすサンプラータイプのドラム音源。
エフェクト有りと無しのバージョンがあるけど、
エフェクト有りの方は滅茶苦茶重いので無しの方が良い。
それでも結構CPUパワーを食うし、MIDI YokeでdominoとREAPERを
繋いで鳴らすと所々が歯抜けになったりしてマイナスポイントはあるが
悪くはないものだと思う。ワンショットの良い素材が手に入れば
それと音色を入れ替えることも出来るし。

因みに、ドラム以外のパートはmuseで打ち込んでREAPERに
midi情報を記録させ、後からドラムだけをdominoで打ち込んだ。
ただそうすると、dominoで打ち込んだものをmidiで吐き出してそのまま
REAPERに読み込ませるだけではドラムとその他のパートのテンポが
合わなかったので、それを一端musファイルに変換した後、
されにそれをmidiに変換してREAPERに読み込ませるという手順を取った。
これでなんとかテンポが一致。

異色のコラボがついに実現

橋下知事、四面楚歌「夜に勝負かける」 御堂筋イルミ(asahi.com)

 「財政再建の中、反対せざるを得ない」――。大阪府の橋下徹知事が意欲を示す冬の御堂筋イルミネーション構想に対し、府幹部から8日、公然と反対の声が上がった。

 橋下知事と部長の意見交換会は報道陣に公開される中、始まった。冒頭、知事直轄の重要政策プロジェクトチームが、御堂筋約3キロのイチョウ並木を12月中旬から約3カ月間イルミネーションで飾る構想を披露し、事業規模は10億~20億円と説明した。

 「府民に痛みを求め、職員にも厳しい削減を求める中、反対せざるを得ない」。口火を切ったのは中西正人・総務部長。歳出削減案では最大400億円の人件費カットを迫られている。笹井康典・健康福祉部長も「財政再建の議論をやっている途上で、まだ道筋も見えていない」。

 南部英幸・生活文化部長が「イルミネーションは非常に効果がある」と賛成したものの、大半は反対意見。「福祉で削った金を持っていくようにしか見えない」(上田博・会計管理者)などと厳しい声が相次いだ。

 橋下知事は「一番僕が悩んでいるところ」と財政再建路線との整合性に苦しむ胸の内を明かしながら、「夜に勝負をかけると大阪の街が浮かび上がる。世界に類のない光の街をつくっていきたい」と重ねて意欲を示した。

十万人に一人とも目される社会不適応能力の持ち主と、一千万人に一人
とも言われる稀代のデタラメ師の両者による異色のコラボレーションが
「御堂筋イルミネーション構想」非公式ソングの制作に於いてついに実現!
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『光の街』(「御堂筋イルミネーション構想」非公式ソング)

作詞:橋下徹
作曲:ポジティブ・アレルギー
使用音源:Jeux14、Papelmedia_Ahh-Choir1

illumin_osaka.mp3(1分20秒)※1

歌詞表示が可能なプレイヤーで再生するとリアルタイムで歌詞が
表示されます。是非とも対応プレイヤーで、橋下氏の持つ比類なき感性が
遺憾なく発揮された傑作詩と共に曲をお楽しみ頂くことをお勧めします)

<歌詞>
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

一番 (上から順に、ソプラノ、アルト、テノール、バス)

・よ~る~に~ 勝負を おおさか  おおさか  ま~ち~が~  浮かび上がる

・夜に 勝負を掛けると 大阪の街 大阪の街 大阪の街が~ 浮かび上がる

・夜に 勝負を掛けると 大阪の街 大阪の街 おおさかが~  浮かび上がる

・夜に 勝負を掛けると お~お~ さ~か~  おおさかが~  浮かび上がる

二番 

・世界に~類のな~い ま~ち~を~   あ~あ~あ~   作っていき~たい~

・世界に類の無い   光の街を~ぉ~  光の街を      作っていき~たい~

・世界に類の無い   光の街を~    光の街を~    作っていき~たい~

・世界に類の無い   光の街を~    あ~あ~あ~   作っていき~たい~
 
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

この詩が訴えかけるように、福祉や教育、職員の人件費を削っても、
子供に笑われるようなことがあっても、大阪の街を浮かび上がらせる為には
断固として御堂筋イルミネーション構想を実現させねばならないのです。

及ばずながら、私も自分の出来る範囲で大阪の浮上に力添え出来ればと思い、
社会貢献の一環としてこの楽曲を作成するに至った次第です。



※1 (5/15)ベロシティを微妙に調整し直した。

ストリングス・ロック

前に昔作った曲のネタはもう尽きたと言ったけど、
また古いMIDIを発見したので録音してみた。

st_rock.mp3(5分16秒)※1

※後半かなり音量がでかくなるので注意。

使用音源:SGM-V2.01,VSC
-------------
ストリングス・ロックといってもELOみたいな
バンド+ストリングスみたいな編成じゃなくて、音色はストリングスのみ。

元々は、一つの旋律を其々の声部へ受け渡していくというアイデア
(冒頭部分がそれ)を用いてバーバーのアダージョみたいなマッタリとした
曲を作ろうと思って作り始めたものの、なんか直ぐに間が持たなくなって
途中でロックっぽいイメージの曲へと方向性をチェンジしたのを覚えている。

で、気が付いたらいつの間にか気恥ずかしいくらい
大仰で直情的な曲になっていたという。



※1 (5/17)改訂版に差し替え。

六重奏曲

木管五重奏のホルンをチューバに変えて、
それにピアノ伴奏を足した変則的な編成。

ガラクタの邂逅(4分51秒)

使用音源:SGM-V2beta、Equinox Grand Pianos
(今配布サイトを見ると、SGM-V2.01がアップされていた)
----------
この編成で実際に演奏すると音量バランス的に
無理があるような気もするが、でもDTMだからそんなの関係ねえ!

ギター侍やテツandトモが小島よしおを手招きしている
ような気がするが、そんなの知ったこっちゃねえ!

同じく、俺が幾ら苦しもうが生きようが死のうが
世間はそんなの知ったこっちゃねえ!

だから俺も世間というバケモノが生み出す
何の一貫性もない論理や要求なんて知ったこっちゃねえ!

…と思えるようにならないといけないんだろうな。
いや、そう思って生きてこなければならなかった、と言うべきか。
何しろもう既に終わってしまったことなのだから。

因みに、これで過去に作った曲のネタが尽きた。

せめて安らかに

呪いの曲「PART2」。因みに「PART1」はコレ

せめて安らかに(3分11秒)

ただ「PART2」といっても楽曲的に直接「PART1」と何らかの繋がりが
ある訳ではない。繋がりは単にそれが「呪いの曲」であるということだけだ。
いわば「サスペリア」と「サスペリアPART2」の関係みたいなもの。
しかもこの「PART2」の方が先に作られたという所まで同じ。

音源はXP-50。

尚、この曲に込められた呪いと願いについては
「ひとの苦しみについての迷想」に書いた。

怨嗟のための弦楽四重奏

珍しく5分以上の本格的(?)な曲を投入。
といっても今はもう曲を作る気力なんて無いので、
これもまた数年前に作ったものだけど。

怨嗟のための弦楽四重奏~ゆっくりと、
真綿で締め付けられるような速さで
(5分29秒)

◎使用サウンドフォント:SGM-V2beta
(長らくダウンロード出来なくなっていた
のが漸く出来るようになったよ!)
--------

これが自分なりの猟銃のぶっ放し方。

もしくは、道徳を騙しの道具として使用し、尚且つ
それによる罪悪感で他者の感覚を縛って自由を奪い、
そうやって出し抜くことで社会的成功を収めて
おきながら、その成功で以って自身は「道徳的」
であると担保されたと勘違いしている人間達、
といっても特定の誰かではなく、そういう自分に
とって都合の良い勘違いを抱かなければその
集団に於いて成功を収めることが出来ないという
奇妙な習性を持った「人間」という種の資質自体に
対する呪いの儀式の産物。

…にしては少々曲調が甘味過ぎる気もするが。

 ***

それにしても弦カルの調整めんどくさ過ぎ。
ポリフォニックな曲なので余計に難儀する。
どうも全ての旋律を強調し過ぎてのっぺりとした
コード弾きみたいになってしまった感もあるが、
もうこれ以上どうにもならなさそうなので
ここら辺で完成したことにしておく。

普通な曲

「私は彼らの一部、彼らは私の一部」
とほぼ同時期に作ったピアノとストリングスの曲。
(といっても一分程度のものだが)

futsuu.mp3(1分17秒)

条理というものは結局の所、人間が恐怖から
逃れる為に都合よく生み出した幻想でしかない
という事実。

その幻想による恩恵を受けることが出来なかった
者の一人として、その事実を告発するような印象
を抱かせる、普通ではない曲を作りたいという
欲求が当時は渦巻いていた。そして実際にその
欲求に従って作ったのが一つ前の記事で紹介した
「私は彼らの…」という曲。

しかし、その一方で他人の作った親しみ易いタイプ
の曲を聴いてはそれに刺激され、自分もまたそう
いった思いっきり俗っぽい旋律を持った曲を作り
たいという思いもまた同時に存在していた。

そしてその欲求に従って作ったのがこの曲。

「私は彼らの…」が「普通」という体制側が行う
「疎外」という暴力に対する怒りの表明であり、
「普通でないもの」の存在証明として生まれた
曲だとするならば、こちらはそれとは間逆の
ベクトルである、「普通」への憧れや未練から
生まれた曲と言えるかもしれない。

人間の感情というものは、常にそういった理屈上
は相反するようにも思える幾つもの欲求が各々の
ベクトルへと向かって引っ張り合って出来ている。

そしてそれこそが「悩み」の正体なのだろう。

普通じゃない曲

三年位前にXP-50用に作ったもの。
それをフリーのVSTiを使って録音し直してみた。

私は彼らの一部、彼らは私の一部(3分15秒)

----使用VSTi----
◎EVOL※1
◎Uno FM※1
DVS Guitar
StringSynth
Synth1
◎MellowSound(配布元サイト消滅)
Phibes Organ
Super Spook Keys
----------------

二つの元になるモチーフを幾つかの定められた
ルール(といっても大したものではないが)に
基づいて変化させ、其々の声部間でその変化
させたモチーフをやり取りしあい、尚且つ
それが同時発音時に何らかの四度累積の和音に
なるようにするという単純作業をひたすら繰り
返すことによって作られたちょっと実験的な曲。

もはや曲を作る気力すら殆ど失いかけている
今からすれば、よくもまあこんな面倒なもの
を作り上げる気力があったものだ、
と我ながらにして思う。

丁度この頃は、「普通という枠組みからの脱落者」
になることを決定付けられて生まれてきた者として、
その「普通」という枠組みに収まり切らない、
或いはその枠組みをぶち壊すことを想起させる
ような曲を作りたいという欲求が渦巻いていた。

それは多分、「普通」という体制側がその枠組み
から零れ落ちた者達に対して行う「疎外」という
暴力への怒りの表明の一つの形であり、「普通」
が存在する為には「普通でないもの」もまた存在
しなければならず、幾ら体制側がその存在を否定
しようとも、或いは幾ら「普通でないもの」自身が
その誕生を否定しようとも、「普通」が存在し続ける
限りそうでないものもまた存在しなければならない
のだ、という「普通でないもの」からのその
存在証明のようなものだったのだろう。

だがそれはまた同時に、自分が幾ら望んでも
「普通」に収まり切ることが出来ない人間である
ということはもう明らかなのに、未だにその枠組みに
対して未練を抱き続ける卑屈な自分自身に対して、
「その未練を断ち切れ」という己からの言い聞かせ
でもあったのかもしれない、と今にしてみれば思う。



※1 KVRでは「Avail?」となっていて配布終了
かなと思いきや、Googleで“EVOl vst”と検索して
トップに表示される開発元のページから普通に
ダウンロード出来る。ダウンロードは自己責任で。
ダウンロードは上記の点に留意した上で各々の判断で。

(追記11/26) 自己責任という言葉は自身の同義的
責任を回避したり、他者を叩くことの免罪符として
用いられることが多い様なので表現を変更した。
それはそうと、よく考えてみるとEVOLに関しては
前に一度既に同じ様なことを書いていたのを
今頃思い出した。まあいいけど。

こんな気持ち

gt_arp.mp3(1分18秒)

こんな気持ち。
おまけにまた歯が痛い。

使用フォント
WestgateNylonGuitar(38.3 MB)
HARPsonid(6.7 MB)※ハーモニクス

忘れられた情景描写

二、三年前に作った歌曲。

wasure.mp3(3分20秒)

使用フォントは以下の二つ。
・Papelmedia Irina Brochin1
・Equinox Grand Pianos(もはや入手不能)

元々リリ・ブーランジェ「空のひらけたところ」
聴いて感銘を受け、「こんな感じの曲を作ってみたい」
と思って作り始めたものだが、結果として
余り似ていないものになったような気がする。

まあ実際、自分は音楽的知識が殆どないので、
似たようなものを作ろうと思っても
作れないのは当然といえば当然なのだが。
あくまでイメージ的に触発されたといったところか。

しかし、大抵自分が曲を作り終えた時は
石川五ェ門じゃないが「またつまらぬ物を…」
といった気持ちになることが多いのだが、これを作り
終えた時は何か上手くいったという手応えを感じた。

伴奏がぎこちなかったりして色々問題は
あるにせよ、「曲として」成功したように思えた。
そんな手応えを感じたのは今迄でもこの一度だけ。

で、調子に乗ってそのまま歌詞まで付けたりして…。
いや、ちょうどこの曲のテーマにあった詩を
付けることが出来そうだったもので。
曲に詩を付けたのも今のところこの一度だけ。

ということで、恥ずかしながら
一応歌詞も掲載しておくことにする。

続きを読む »

刻印に気付く朝

数年前に、言葉には表すことが出来ない
不条理感を音に変換して吐き出してみよう
という思いで作った曲。

ただ、音のバランスなどに問題があったので
今回はそれをちょっとREAPERで調整してみた。

kokuinn.mp3(3分40秒)※1

これは結構オリジナリティのある曲
なんじゃないでしょうか。
こういうタイプの曲はなかなか無いと思う。

曲調は、このクソ暑い時期に聴くには
ちょうどよいであろう「ひんやり系」。
きっと、体感温度を1℃位は下げてくれる
のではないかと思います。

音源はXP-50。

※1(追記8/15) 冒頭部分の音量を上げたものに入れ替えました。

故郷なき伝統歌

元々S-YXG50用に作った曲を
サウンドフォントを使って録音してみた。

f_naki72.mp3(2分57秒)

リズムパート以外は悪くない出来だと思う。
(追記:と思ったが、他の人の作った物を
聴くとやっぱり色々と聴き劣りするなあ…)

使用フォントは以下の通り。
リズムパートは面倒くさいので
S-YXG50をそのまま使用。

◎Bandoneon SV
◎sinfon36(フルート、ピッコロ)
◎Doublebass
◎Nylon Guitars
◎Papelmedia_Ahh-Choir1
◎Papelmedia_Irina_Brochin1
◎sinfonia3gm(ヴィブラフォン、シロフォン)

メモリが足りなかったので2度に分けて録音。
(フリー版REAPERでセット物のフォントを使うと効率が悪い)
さらにリズムパートも別録りなので
実質3度に分けての録音ということになる。

そしてそれらを再度ミキシング…。
ああ、しんど。

芽生えの足音

自分にしては珍しくポジティブな
気分になった時に作った曲。

mebae_re.mp3(1分49秒)

どうもまた憎悪に取り付かれ、
その溢れ出るダークオーラで大気を震わせそうな
勢いになってきたのでポジティブな曲でも
アップしてその中和を試みてみる。


多分、一般的な感覚の持ち主は自身の中で
普段から「ポジティブ>ネガティブ」という
構図がある程度成立しているのだと思う。

だから、精神を病むことなく
生活を維持し続けることが出来る。

でも自分の場合、昔からそのバランスがずっと
「ネガティブ>>>>>>>>>>>>ポジティブ」
というような状態で固定され続けている。

それ故、その時点よりも状況が好転する
という想像を一切することが出来ない。
全ての選択にもれなく最悪の結果が
プレゼントされるように感じる。

だから、何かに挑戦する時も
すべて失敗の為の挑戦でしかない。

それによって、「ほら、やっぱり駄目だったでしょ?」
という認識を獲得して自身を納得させる為の作業でしかない。

でも、4年に一度くらいはこの曲を作った時の
ようなポジティブな気分になることがある。
それが状況を好転させる唯一のチャンスだ。

ただ、それも一週間くらいで直ぐ元に戻ってしまうのだが。

恐らく、ジョン・アンダーソンなんかは
ちょうど自分と間逆の感覚の持ち主なんだろうなあ。

自分もジョン・アンダーソンみたいに
ポジティブになって妖精を目撃してみたい※1ものだ。

※1 「Progressive Music Cast」
「Yes/インタビューこぼれ話 #1 by Tak」参照。

ねんねんころりよ

nenne.mp3(2分51秒)

有名な子守唄のメロディーに
シンプル極まりない伴奏をつけただけのもの。

二年ほど前に作ったものだが、
今聴くとメロディーに合間がなさ過ぎて
ちょっと息苦しい気もする。
それに、伴奏の音はもっと大きい方がよかったかな。

音源はXP-50。

無慈悲な行進

昔作ったピアノソロの曲。
音源は定番のEQUINOX。

mujihi.mp3(2分51秒)

今聴くとペダルの扱いで幾つか気になる箇所があるのだけど、
この頃はSSW系(OEM)のシーケンサを使っていたので
midiファイルしか残っておらず、Museで編集することが
出来ないのがもどかしい。

しかも、フリー版REAPERのmidiエディタではペダル情報
なんて扱えないし、dominoで編集しようかとも思ったが、
domino側から信号を送って鳴らしてみた所、
何故かペダル情報を上手く読み込んでくれないし。

ということで、結局気になる箇所は
やむを得ず放置したままに。


それはともかく、やはりEQUINOXは良いです。
昔買ったシンセ(XP-50)より遥かにピアノらしい音がする。
音色だけでなく、強弱の表情、ベロシティに対する
反応の仕方、すべてに於いてこちらの方がずっと上。

この曲で派手な強音が殆ど無いのは、自分の持っている
シンセではちょっとベロシティ値が大きくなると
直ぐに汚い音になってしまうという欠点があるからです。

そのお陰で、なるべく大きなベロシティを
使わないような癖まで付いてしまった。
全く罪作りな。

いずれにせよ、EQUINOXには以前に一度難癖
つけたこともありますが、これ程完成度の高いフォントが
ただで提供されていることに改めて感謝。

まあ、(REAPERのmidiエディタでいうところの)
オクターブ6に於けるG#の倍音がちょっと煩過ぎるけどね。

…ってまたケチつけかい!

 ***

ちなみに、今回からBox.netを利用し始めました。
これで「1ファイル500kbまで」というFC2の壁を越える
長い曲を展示することが出来るようになったわけです。

といっても、長い曲を作る気力なんてないですが。
どうも、FC2基準に合わせて50秒以内の曲しか
作れない体になってしまったような。

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プロフィール

後正面

Author:後正面
ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

働けど無職。
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※コメントは記事の内容(主題)に関するもののみ受け付けています。また、明らかに政治活動的な性質を持つ内容のコメントはお控え下さい(そういった性質を持つ発言は、それを許容するような姿勢を持つ一部のブログを除いて、自分のブログで行うものだというのが私の基本的な考え方です)。

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