ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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風刺画の尻馬に乗って行われた放言そのものが風刺画の一部に

オーストラリア「招かれざる客」を追い払え! - ニューズウィーク日本語版

 わが国に不法に入国しようとする難民船は1隻残らず追い返す──そう威勢よく公約して13年秋にオーストラリア首相となったのが、保守系の自由党党首トニー・アボットだ。政治家の公約なんて選挙が終われば紙くず同然、と思ったら大間違い。この男は本気だった。

 あんなに広くて人口密度の低い国なのに、しかも国連難民条約に加入しているのに、オーストラリアは欧米先進国に比べると難民の受け入れ数が極端に少ない。「国境を守る」ためにアボットが奮闘してきたからだ。

■「難民船の阻止」

 アボットは昨年12月に議会で、「過去12カ月間、ほぼ1隻たりとも」難民船は上陸していないと語っている。だが、それを実現するために彼が何をしたかは明かさなかった。

 実際には海軍が出動し、難民船の上陸を力ずくで阻んでいた。粗末な船に乗り込み命懸けで海を渡ってきた人々が正当な政治亡命者であるか否かを確かめることもなく、すべての難民船を出港地(たいていはインドネシア)へ追い返していたのだ。


こういう政策を採って来たが故に以下のようなコラが作られたわけだろう。

しかしそのリプライ欄の一部コメントには疑問を覚える。

Curious George ‏@eorge12 6月28日

@bottikurihu どこにでも土足で上がり込む人種だよね、遠慮も無く。文明はあっても精神文化がお粗末だからそうなる。人の物と自分の物の区別が全くつかない連中。確信を持ってやり散らかした行為で他人の生活ズタズタにしまくって来た。

segawara ‏@segawawa 6月28日

@bottikurihu @KZ0024
アボリジニーの方々の言うとおりである!
オーストラリアの白人共は、とっとと本国へ帰るべきだ!
犯罪者の末裔が多いから、本国も受け入れないか?????

コラが痛快でついうっかり口が滑ったのかもしれないが、これではただの人種差別だろう。そもそも過去のことを言うなら、日本もまた「他人の生活ズタズタにしまくって来た」ことに変わりはない(オーストラリアにも爆撃し、大勢の人々を殺害している)。日本国自体も元々それが存在したわけではなく、其々の地方を侵略していくことで徐々に一つの国としてまとめていったわけで、この理屈で行くと当然日本人も「精神文化がお粗末」な人種ということになる。

そして折に触れて過去をほじくり返し、子孫にその責任を問うことをよしとするなら、同じような手法を使って自身の求心力を保とうとする中国や韓国の政治家のやり方もよしとしなければならなくなる。

重要なのは過去をほじくり返すことではなく、今何をしているかだろう。この場合、元々不法移民であった自分達が地位を得た結果、それを良いことに新たな不法移民(難民)にきつく当たっていることが問題なわけで、それがこのコラで皮肉られているわけだ。

日本の難民認定 - NewSphere(ニュースフィア)

複数の海外メディアが、日本の難民受け入れ数が“世界最低”だと報じている。法務省のデータによれば、昨年の難民申請認定数は5000人中たった11人。一方、トップのドイツは10万人以上受け入れている。ドイツメディア『ドイチェ・ヴェレ』(DW)は、「人権よりも経済成長を優先してきた結果だ」などと批判している。(中略)

政府は難民申請のほとんどを却下する一方で、「研修」の名の下に「低賃金の単純労働者の受け入れを拡大している」と、外国人研修制度との矛盾を指摘している。

しかし日本もまたこういう国である。

自分達は人種差別するし難民も殆ど受け入れないし過去をほじくり返すがお前らはそれをするな、というのであれば、このコラ画像の前でこのコラ画像におけるオーストラリアの首相と同じことをしていることになる。つまりそれ自体が風刺画の一部になってしまうのだ。
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Author:後正面
ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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