ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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本当は怖いAmazon

密かな趣味が全公開--Amazonのウィッシュリスト、改め「ほしい物リスト」に注意?

Amazon.co.jpに「ほしい物リスト」という機能がある(3月8日よりウィッシュリストから名称変更)。自分の欲しいAmazon.co.jpの商品を登録し、友人などに知らせることができるというものだが、この機能を利用するにあたっては注意が必要だ。

というのも、ほしい物リストは作成時に非公開設定にしない限りウェブに公開される仕様となっており、さらにAmazon.co.jpのサイト上から名前またはEメールアドレスで検索できるため、不特定多数のインターネットユーザーに自分の欲しい商品が見えてしまうからだ。

これは怖い。

つまり、例えばネット上に公開しているアドレスでAmazonのアカウントを
作り、尚且つウィッシュリスト(欲しい物リスト)をデフォルトの設定
のまま使用していた場合、そのアドレスでリスト検索するとそのリストの
中身は勿論のこと、氏名や登録していた場合は住所までもが特定され、
それが不特定多数の目に晒されてしまうということ(このリストに偽名を使って
いてもアカウントで本名を使っているとやはり本名を知られてしまうとのこと)。

実際この機能を使って匿名で活動していた人達の氏名が暴かれたりして
所謂「祭り」状態になっているらしい。

リストは名前からも検索出来るので、(この機能をデフォルトのまま
使用していた場合)これで知人や有名人のリストの中身も覗き放題。
うっかりリストにエロい物なんかを入れていた日にはえらいことになります。
さらには一時期ワイルドカードによる検索(例えば「*hotmail* 」で検索
すればhotmailで登録している人が全てリストアップされる)までもが
可能だったようで、「恥いリスト」を作成していた無名人達の情報も
晒され放題という始末。

世界でも有数のバッシングジャンキー大国日本に於いては、この程度の
個人情報漏洩でも命取りになりかねない。「ウィッシュリスト」を使っていた
人は即刻使用を停止した方が良いでしょう(設定を変えるよりもその方が無難)。

それにしても、この手の情報漏洩は回復不能という点で本当に恐ろしい。
精神的に弱っている人なんかは、ほんとにこういう事件がきっかけで自殺
しかねないよ。何しろこれから一生それに付きまとわれることになるのだから。
でも、そういうことがあったとしても誰も罪には問われないんだよな。
積極的に情報暴きをした人間も、その情報を使って嫌がらせをした人間も。

こういった事件(?)に便乗し、嬉々として情報暴きや嫌がらせをする様な
人間がいるからこそ、「ネットへの規制をより強化しなければならない」
という主張が益々説得力を持つようになるんだけどね。
そういうことからしても、この手の情報暴きは二重の意味で罪深い。

 ***

ただ自分も今回の騒動で初めて知ったのだが、この「ウィッシュリスト」
というのは予め自分が欲しいものをリストアップしておくことで、
家族や知人などに自分へのプレゼント時の参考にしてもらうというもの
だったらしい。つまり「おねだりリスト」な訳だ。自分はてっきり
自分の気になる商品をブックマークしておくための機能かと思っていた。

Amazonからすれば、「ウィッシュリスト」というのは人に見てもらって
ナンボなので、公開して当たり前でしょ?ということなのだろう。
だからデフォルトで全世界に絶賛公開中の選択が為されている。
これは今回の騒動の以前からそうだったらしい。

誕生日や記念日などのためにほしい物リストを作成しましょう。なお、作成したリストは、ご家族やお友だちに知らせることができます。このリストの初期設定は公開になります。設定は、「設定内容を変更する」のリンクより変更できます。

確かにAmazonには上記のように「初期設定は公開になります」と
しっかり表記されている。しかし、日本の常識からしてまさかその「公開」
というのがネット上で誰もが見ることが出来る状態を指しているとは殆どの
人間が思わなかったことだろう。しかもデフォルト設定でそんなことになるとは。
でなきゃ誰もリストに恥かしい物をリストアップしたり、
偽名で活動している人が態々本名でそれに登録したりはしなかっただろう。

だいたい、それが「おねだりリスト」であると知っていたとしても、
そのリストを赤の他人に公開する必要は全くないはずだ。
仮に赤の他人からそのリストの商品が送られてきたとしても、
それはそれで気味が悪いだろう。やはりこんなもの日本にはいらない。

一方で、「個人情報が漏れている!」と言う人に対して
「何を今更」「ウィッシュリストなんてそんなもんだろ」などと
したり顔で言ってみせる人もいるようだが、問題は殆どの人間が
「ウィッシュリスト」というものがどういうものなのかということや、
デフォルトでウェブ上に公開され誰もが閲覧可能な状態になる
ということを知らずにそれを使っていたということなのだ。
つまり、しっかりとした情報開示が行われていなかったということ。

以前からそうだったのに今頃になって祭りが起こったということも、
殆どの人間がそのことを知らなかったであろうことを証明している。
それはつまり、情報開示が不十分だったということだろう。
徹底した情報開示と選択の自由が自己責任成立の大前提
でもあるので、そのことからしても今回の件では自己責任と
簡単に切って捨てることは出来ないはずだ。

 ***

しかし話はまだこれでは終わらない。
「でもウィッシュリスト使ってなかった俺は関係ねーなー」と思った人。

甘いよ!!マサルさん。

余りにも実力差が有り過ぎる強敵を前にして、もはや立ち上がる力すら
失う程の窮地にまで追い詰められた主人公が、「戦うべき理由」を
思い出した途端に急遽不思議なパワーが湧いてきて、一気に形成を
逆転してしまう少年漫画と同じくらい甘いよ。現実はもっと残酷なのだ。

面倒くさいので詳しくは書かないが、
「友だちにほしい物リストについて知らせる」機能を悪用すれば、
ある特定のコードをホームページやブログに埋め込んでおくと、
Amazonにサインインした状態で(欲しい物リストを作成していなくても)
そのページを訪れた人のメールアドレスや氏名などの情報を、
それを仕掛けた人にAmazonがせっせと運んでくれるという悪夢のような
極悪サービスさえも可能になってしまうのだ。そして現在2ちゃんねる
などにはこのトラップが多数仕掛けられている模様。

「でもログアウトさえしていれば大丈夫なんでしょ?」と思った人。
君は忘れていないか、Amazonが親切だったことなんてただの一度も
なかったということを。

恐ろしいことに、Amazonにはログアウトのリンクがないのだ。
ではどうやってログアウトするのか?それは…

Amazon.co.jpからサインアウトするには、Amazon.co.jpホームの「もしあなたがXXXXXさんでない場合、サインインしてください」のリンクをクリックしてください。

なんじゃそら。

なんでログアウトするのにサインインのリンクをクリック
しなきゃならんのだ。多分この妙な仕様のせいで多くの人間が
ログアウトしないままネットを徘徊していたと考えた方がいいだろう。

勿論こういった穴は他のショッピングサイトにもあるかもしれないし、
危ないのはAmazonだけではないのだろうけど、
こういった個人情報に対して余りにも杜撰すぎる態度を
取り続けてきたAmazonは当分使わない方がいいかもしれない。

人間がそう簡単には変われないように、
企業もまた簡単には変われないだろうから。

今のままのAmazonを使うなら
「Amazon止めますか?それとも個人情報漏らしますか?」
位の覚悟でそれを利用した方がいいということだろう。

とにかくネット上にアドレスを公開していなくて良かった。
「ウィッシュリスト」も使用していなかったし。



文章として違和感がある箇所が幾つかあったので修正した。
ついでに細かい部分を色々と付け加えた。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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