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ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

ジャン=ミシェル・ダマーズ氏の自作自演がYouTubeに

2005年に浜離宮朝日ホールで、ジャン=ミシェル・ダマーズ氏を
迎えて行われた清水信貴氏のコンサートでの演奏の模様の一部が
YouTubeに投稿されている。なんでもこのコンサートでは、
そのプログラムの殆どがダマーズ氏の曲で占められていたらしい。
まあ、わざわざ本人を迎えて行われたものだから、当然といえば当然?

J.M. Damase - Nobutaka Shimizu Flute Sonata en Concert


フルートとピアノのための演奏会用ソナタ

J.M. Damase - Nobutaka Shimizu Flute Sonata en Concert


Excerpt, Piano Solo by Jean-Micael Damase


ピアノソロも。曲はソナチネ(1991)。

Flutes - Tokyo Japan - JM Damase - Dialogue pour deux Flutes
こちらはダマーズ氏抜きで演奏された、2本のフルートのための対話

Trio pour deux flutes & piano - Tokyo Japan


2本のフルートとピアノのための三重奏曲。
このコンサートのものではないが、残りの楽章も投稿されている。
ANDANTE /ALLEGRO /ALLEGRO RISOLUTO

ダマーズ氏の曲で一番有名かつ人気があるのは多分この曲↓
J.M.Damase Sonata for flute and harp 1st movement

だと思うけど、この三重奏曲もそれに匹敵する程の魅力があるように思う。

Encore - Alexander Scriabin Etude - arranged by Damase
そしてアンコールでは、スクリャービンのエチュード(6番)を
ダマーズ氏が編曲したものが演奏されたようだ。
ダマーズ氏曰く、この時の演奏がこの曲の初演だということ。

やっぱりこの人の室内楽作品は格別に素晴らしい。
でもこの人のCDを店で売っているのを見かけたことは殆ど無い。
上で挙げた三重奏曲が入ったCD(そこでも彼本人が演奏)が
欲しいんだけどなあ。通販という手もあるが、通販だといつ家に
人がやって来るか分からないので苦手。もうかなり前から注文したい
とは思っているんだけど、それが億劫で未だに注文出来ていない。

自分が持っている彼に関するCDは以下の二枚。

Jean-Michel Damase : Flute & Harp MusicJean-Michel Damase : Flute & Harp Music
(1994/07/26)
Ferenc SzucsGillian Tingay

商品詳細を見る

Piano Music by Jean-Michel DamasePiano Music by Jean-Michel Damase
(2006/02/28)
不明

商品詳細を見る

特にフルートとハープのための作品集が素晴らしい。
これは自分が持っているクラシックのCDの中でも最も気に入っているものの一つ。

コメント

ソウリ?ナニソレ

試験的にGmailへの移行をはじめました.智有です.
大文字が反映されない事に気づかずパスワードの入力でアドレス違いを連発しています.くせになってますな・・・.

> ダマーズ氏の自作自演がYouTubeに

ダマーズとはなかなかツウなところ.
ってかフルートとハープのためのソナタしか知らんのだ.
この曲はラジオとかでもよく流れるんですよね.

機会さえあれば

>ってかフルートとハープのためのソナタしか知らんのだ.

実際、ダマーズ氏の曲である程度の知名度があるのはその曲だけですからね。自ら求めようとでもしない限り、他の曲に出会う機会は少ないでしょう。

ただ、今回の記事で紹介した曲やYouTubeに投稿されている他のハープ作品、自分の持っているCDなどを聴く限り(ピアノ曲は本業がピアニストということもあってか少々ピアニスティックな感じの曲が多かったような印象が残っていますが)、基本的に彼の室内楽作品は、クラシックファン以外にでも楽しめそうな親しみやすさを持った曲が多いようなので、それらの曲がもう少しスポットライトを浴びても良いのに、と思います。

それともその親しみやすさが逆に評価に対するマイナス要素となっているのだろうか。ある程度の難解さを感じさせるものでなければクラシックファンには評価されにくいとか。いや、それは考えすぎか。プーランクの木管作品群だって充分に人気が高いことだし。いずれにせよ、それを知る機会さえあれば、潜在的には多くの人がそれを好きになるような何かを持っているように思うんですけどねえ、彼の曲は。

今は昔,ドイツロマン主義

いやいや考え過ぎではなく,本気で愚民どもとは異なる音楽の趣味を求める人はいまでもいるのだ.プーランクに対してだってそういう評価をする人はいるのだ.

それにしてもダマーズか・・・.ご紹介されたCDはみんな絶版のようです(えー).ハープの作品が結構あるのですが,聴いているとやはりこの人はピアニストだなという感じがします.さすがにシェーンベルクのごとく演奏不可能なものはなさそうですが,ハープ奏者は臨時記号で苦労しそうだ.ピアノだったら楽だったろう.

>本気で愚民どもとは異なる音楽の趣味を求める人はいまでもいるのだ.

あれは、そういう人達がいるのは想像に難しくないけど、それがクラシックファンの主流を占めているわけではないよね?という含みを持たせたコメントでした。

>ハープ奏者は臨時記号で苦労しそうだ.

みたいですね。ここの記事なんかを読んでみても。
http://homepage1.nifty.com/PICCOLO/P-2-37.htm(机の上の交響楽)

ハープって、一見すると物々しいまでに沢山の弦がむき出しになって張られているので、色々と無理が利くのかと思いきや、案外自由が利かない楽器なんですね。ある程度のスピードで半音階進行させるだけでも結構大変みたいだし。

演奏への意欲

> それがクラシックファンの主流を占めているわけではないよね?

どうも年齢とか所属コミュニティーにもよるらしい.まあ,我々の世代では見つけるのは難しいかもしれないが.ところで,愚民いかんにもかかわらず,そういう私にもまったく受け付けられない音楽文化(ヘビメタとかヒップホップとか結構多いな)というのも存在するのも事実だ.こういう相対性に対して,自分でどう考えるべきなのか明確な答えがないです.

まあ,いいや.好きな音楽聴ければ.

> ある程度のスピードで半音階進行させるだけでも結構大変みたいだし。

あれはペダル切り替え式だけどダイアトニック楽器だからね.音楽が変わった以上演奏者も変わるべきだといわれたけど,そりゃ十二音音楽は演奏不可能さ.まあ,なんつうか,演奏者の扱いってその時代ではそんなもんなんだよ.

とはいっても,臨時記号なくしたら,ダマーズはダマーズでなくなってしまう.それはやっぱりカンベンだ.「フルートとハープ」はそれだけで重要なレパートリーになってしまっているので,この曲をはずすこともできない.弾きにくいけどウケもいいし,きれいな曲であるから,やっぱり弾く価値はある.それで演奏されるんでしょうね.

少なくとも個人の音楽趣向は平等思想によって批判されるいわれはない

>愚民いかんにもかかわらず,そういう私にもまったく受け付けられない音楽文化(ヘビメタとかヒップホップとか結構多いな)というのも存在するのも事実だ.

受け入れられないものを滅ぼしてしまえという考えさえ持たなければ、なんの問題もないと思いますが。例えば個々人の生存や生存環境は、それが競合するという条件から永遠に逃れ得えません。そしてその競合が激化し、法則性を失うことによって其々にもたらされるであろう不安や危険性をなるべく最小限のものにしたいという個々人の思いが何らかの理念を生み、その理念の下で何らかのシステムが運営され、其々が既にその(拒否することさえ出来ない)システムの恩恵を受け取っている以上、その理念に反することは(少なくとも建前上は)ある程度批判されなければならないわけですが、音楽文化(趣味趣向)自体は必ずしも“それ単独で”その存在が競合するわけではないし、そこには基本的人権のような全てのものが生まれながらにして既に獲得している(とされる)統一的恩恵も存在しないため、一種の平等思想から批判されるいわれはないわけです。むしろ、「好き嫌いをなくしてバランスの良い食事を」みたいな考えで個人の趣向に均一化の圧力が掛けられる方が怖い。

因みに、私はヘビメタは好きです。ヒップホップは苦手ですけど。ただ自分の場合、歳を負うごとに昔は毛嫌いしていたものもある程度受け入れられるようになってきていたりするのですが、これは自分だけの傾向なのかな。

音楽の好き嫌い

> むしろ、「好き嫌いをなくしてバランスの良い食事を」みたいな考えで個人の趣向に均一化の圧力が掛けられる方が怖い。

あるぞあるぞ.ゲンダイゲージツ音楽というものが,進歩主義的価値観によって正しいものとされた時代(およびその時代の連中)にとっては,ダマーズというのは唾棄すべき人物だったのだ.今でも,保守的な教育によって好き嫌いが生じていると,見当はずれの主張をしている人たちが存在していることも事実なのだ.別に特定の音楽が滅びなくても良いけれど,こういう人々は早急に滅んだほうが良い.

まあ,所詮音楽なんだから,好き嫌いがあっても死ぬわけじゃないけど.

説教ラーメン屋的な何か

>こういう人々は早急に滅んだほうが良い.

己の個人的趣向を社会的理想に置き換え、その理想で世界を満たしたいという欲動は人間の資質自体に予め組み込まれたものなので、そういった動きが完全に消えてなくなるということは残念ながらないでしょうね。その動きが力を持つか否かについては予め定められたものとまでは言い切れませんが。

そういえば、いつだったかどこかのホームページで、「人生は短いのだから、ブラームス以外の音楽を聴いている暇などない」と断言しているところがあって、どちらかといえば色んな音楽を聴いてみたいタイプの自分はちょっとした衝撃を受けたことがありました。ああ、そういう考え方もあるのかと。しかし同時に、それもありだなと思ったことを覚えています。いずれにせよ、音楽の聴き方に対して、一つの提案としてなんらかの思案が提示されること自体は構いませんが、「説教ラーメン屋」みたいに、「スープが冷めんうちにさっさと食べんかい!」と頭ごなしに怒鳴られ、不快な気分になって味云々どころではなくなるといった本末転倒な状況が持ち込まれることになるのだけは勘弁していただきたいですね。

> 人生は短いのだから、ブラームス以外の音楽を聴いている暇などない

おお,所詮音楽に命をかけるとは,漢だ!
そこまで言うのなら,もはや止めはせぬ.
ってハープの話をしてたんではなかったんかい!

結論として,
アレは優雅なようで,実は弾きにくい
美人のハーピストがすました顔して引いているその足元では
ものすごい速さでペダル操が行われている
その様子は水中でバタつかせる水鳥のアシのようだ・・・と.

まさかYouTubeにダマーズがupされているとは思いもしていませんでした。
大変参考になりました。氏の作品集は他にもこれがあります。
●HMVクラシック
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1474608
すでにご存じでしたら不要な世話焼きをお許しください。
これも廃盤に追い込まれていくのでしょうねえ…

ミヤザキさんはじめまして。

>http://www.hmv.co.jp/product/detail/1474608

そう、これですよ。記事中で「欲しい」と言及したCDは。
まだ現役のようですが、早く手に入れないと廃盤になりそうですね。

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ありがたやありがたや

メジャーな作曲家ならつゆ知らず「超」が付くマイナーな作曲家の曲なんて、 商業主義旺盛な業界の中でそれらが収録されたCDなどほとんどなきに等しいもので、 聞きたいと思ったら自分で楽譜を取り寄せて実演してみた方が案外手っ取り早いかもしれません。 むずかしい...

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ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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