ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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鬱で暗くて病的な曲が好き

躁状態の人が作った躁な(例えばベートーヴェンの最終楽章にありがちな)曲は気持悪くて聴く気にならないが、鬱状態の人が作った鬱な曲は大好き。病的であればあるほどよい。
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以下、実際に作った人が鬱だったかどうかはともかく、暗い曲を幾つか集めてみた。

▼spirogyra, old boot wine


本当に大好きな曲。この如何にも屈折してる感がよい。実際歌詞も屈折している。

こんな分断された中にあって 誰を友として信じたらよいのか(中略)でも、我々は今救済を待ち望んでいる 悪を滅ぼし、創造へと導いてくれる人を この世を救ってくれる人を(中略)もしかしたらそれはこの僕かもって思う いや、ちがう 僕はそんなに立派な人間じゃない 
<訳:朝霧舞子>

――『BELLS,BOOTS AND SHAMBLES』ライナーノーツより――

Simon & Garfunkel - Old Friends
暗黒の中学時代によく聴いていた曲。なので、もしかしたら暗いというよりただ単に切ないだけなのかも。まあ、自分の人生は基本的にずっと暗黒時代なんだけど。途中で不協和音になるアレンジが最高。

▼Spring - The Prisoner (Eight By Ten)


これは恐らく、毒ガスで処刑される死刑囚の心情を歌ったものだと思う。メジャーコードの部分が虚構の希望を思わせて余計に切ない。それはそうと、2:44のあたりが「お母さんに、なりたいねん」と聞こえて仕方が無いのだが、この曲は既にタモリ倶楽部の空耳アワーに応募されていたりするのだろうか。

▼Storm and Thunder Live - Earth and Fire


懐かしくて涙が出た。これはライブということもあって余り暗くは聞こえないかもしれないが、CDでは結構病んで聞こえる。いや、単にこれを聴いていた時の自分が病んでいただけなのかもしれないが。

▼Julee Cruise - Into the night


病んでるといえばこれでしょう。もっとこういうのないかなあ。

minna-no uta - mizutori(谷理佐)
「みんなのうた」に於ける名曲、『水鳥』。聴いたことがある人も多いはず。でも、テレビバージョンの方がCDよりも良い曲に聞こえる。この後さらに盛り上がる感があるし(実際はさほど盛り上がらず終わる)。それにCDではストリングスパートでタムとスネアがでしゃばり過ぎ。

新居昭乃 (Akino Arai) - Solitude
もっと闇を!

Albinoni: Adagio in G Minor
クラシックで暗い曲といってまず思い浮かぶのがこれ。

Samuel Barber - Adagio for Strings, op.11
同じく定番中の定番。

SEVEN LAMENTATIONS ON THE DEATH OF JOHN DOWLAND(NewStyle.org)
そのバーバーのアダージョを地味にして三倍くらい暗くした曲。一時期こればっかり聴いていた時があった。

Pachelbel - Chaconne in D minor (CLAVIORGANUM)
そこそこの辛気臭さ。こういうのは他にも幾らでもありそうだけど。

▼Ciacona in F minor - J. Pachelbel


同じくパッヘルベルのシャコンヌ 。こちらはヘ短調。鬱というには情熱的過ぎるが、これはマイナー系の傑作だろう。

▼Bach Musical Offering BWV 1079 Part 16


辛気臭王、J.Sバッハの「音楽の捧げ物」から六声のリチェルカーレ。「フーガの技法」はさらに辛気臭い。

▼Cantar del Alma by Frederico Mompou


ピアノ曲で有名なモンポウの歌曲。この密やかに感情を搾り出している感がなんとも言えない。初めてこれを聴いた時は鳥肌が立った。これもそうだけど、自分は今までクラシックの歌唱法にずっと苦手意識を持っていたのだが、これまでの経験上、ソプラノは苦手だけどメゾソプラノなら大丈夫ということが多いようなので(ここで歌っているのもメゾソプラノ)、もしかしたら自分が苦手だったのはクラシックの歌唱法じゃなくて、ソプラノの方だったのかも。

▼Away(エリック・サティ/グノシエンヌ三番)


これも定番。サティの『グノシエンヌ』はドラマなどのBGMとして使われることも多いけど、もしこの曲が使われていたら、それはその物語(及びそれがテーマとして使われている人物)が決してハッピーエンドを迎えることはなく、はっきりとしたカタルシスももたらさないまま終わっていくことを暗示しているのだと勝手に思っている。

Carrington - Outside Looking In(マイケル・ナイマン)
コレもよく聴いたなあ。暗いというよりは甘いに近いけど。にしても、同じ様な曲ばかり作り過ぎだろ、この人。

New Trolls - (concerto grosso) Adagio
甘いついでにこれも入れてしまえ。まあこういうのを入れだしたらきりが無くなるけど。

 ***

後はと言えば、鬱曲の定番であるキングクリムゾンの『Epitaph』『Starless』『Moonchild』や、シャルル・ケクランの『ひとの苦しみについての瞑想』、スティーヴン・アンダーソンの『Missa Magica Part V』、ブッカー・リトルの『Man Of Words』、Diederik Wisselsの『From This Day Forward』などが思い浮かぶが、ここで紹介したものも含め、本当に鬱で本当に暗くて病的という三拍子がそろった曲というのはそうそうあるものではない。特に病んでる感が不足している。病的と言ってもただ単にアレげなだけの曲だった幾らでもあるんだろうけど。現代音楽なんかは詐病感が強いものが多いような気もするし。まあ余りそれらを聴いたわけでもないので、あくまでイメージだが。

とにかく、これは明らかに暗黒ソングの供給不足です。ということで、皆さんもっと暗くてもっと鬱々とした、もっと病的な曲をもっと沢山作りましょう。そしてそういう曲が既にあるのならば、どんどんそれを情報開示していきましょう。

追記:
 
あ、ショスタコーヴィチの『弦楽四重奏第15番』を入れるのを忘れていた。
因みに、この手の話題でよく出てくるメシアンの『世の終わりのための四重奏曲』は敢えて入れなかった。あれはタイトルほどは暗くないので。あとフォーレの『エレジー』やヴィターリの『シャコンヌ』、ポルムベスクの『望郷のバラード』、シューベルトの『死と乙女』第2楽章など、暗よりも情熱に重心がありそうなクラシックの曲は歯止めを掛けるためにも入れなかったが、マイナー系の曲が好きな人はこういうのも聴いておいて損はないかも。それから、ギヨーム・ルクーの『弦楽四重奏のためのモルト・アダージョ』なんかもその系統だと思って入れなかったのが、これは今聴いてみると結構暗いし鬱っぽい要素も含んでいる気が…。他にも、情景的な性質が強すぎるかと思って入れなかったグリーグの『オーゼの死』なんかも入れておいてもよかったかもしれないと思うが、もうここらへんで止めておこう。

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