ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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罪のロンダリング

盗む、奪う、騙す、脅す、殺す。こういった行為を全くせずに生きていける人間は誰一人としていない。しかし、一般にこういった行為を個人として為すことは「やってはいけないこと(罪)」とされている。この矛盾を解消する為に、これらの行為を一端(文化)システムを通すという過程を経ることで、結果としてのそれらは「綺麗なもの」になり、尚且つ個人の行為(罪)ではなくなるという逃げ道が作られる。

結局のところ、人間は綺麗な罪人になるか汚い罪人になるか、そのどちらかしかない。この二つはロンダリングが上手いか下手かという違いはあれど、根本的な内容はどちらも同じなのだが、しかし、多くの人間にとってはそのどちらになるかこそが最も重要なこととなっている。内面的(道義的)にも外面的(政治的)にも。よって人間はいつも、主にこのことについて争い合っている。

大っぴらに無銭飲食 若者ら「困窮」アピール フランス(朝日新聞)

 【パリ=飯竹恒一】大型スーパーで棚から食料品を勝手にかき集め、持参したテーブルに載せて買い物客らに振る舞う――。こんな過激な方法で経済危機による国民の「困窮」を訴える運動を、フランスの若者たちのグループが続けている。

 先月31日はパリ郊外パンタンのスーパーで「不況のツケを国民に払わせるな」「生活必需品への税金をなくせ」などと訴え、野菜やチーズ、パン、お菓子を代金を払わないままほおばり、買い物客らにジュースを勧めた。

 これで5回目だが、毎回メディアが取材し、注目を浴びている。店側から抗議はあるものの代金は請求されず、警察ざたにもなっていないという。「取り組みが支持されているから」とメンバー。総菜売り場に勤務する女性も「私も支持する」と笑顔で見守っていた。

日本じゃ絶対認められないであろうこういった活動がフランスでは一定の理解を得ているというのは、この活動自体がそのシステムの正常化や新陳代謝の役割を果たしていると認識されているからなのかなあ、と。まあ一定の理解といっても、単にこの一帯がだけが取り分けこの活動に理解があるだけなのかもしれないが。

しかし、流石にフランスの抗議活動は洒落ている。日本は真面目とふざけが相反するものだと認識されていて、ガチでふざけるという感覚が余りないから、まずこういうものは理解されない。昔は日本にも一揆とか打ちこわしとか「ええじゃないか」とか素敵な伝統や文化があったはずなんだけど。

もし本当に日本の伝統を守るべきだと思うのならば、「昔の日本人は慎ましく品位と思いやりに溢れ、規範意識が高かった」などという妄想によって形成されたありもしない紛い物の伝統に思いを馳せるのではなく、こういった本物の伝統を復興させることにこそ力を注ぎ込むべきでしょう。

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Author:後正面
ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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