ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

それは本当にデフレせい?

どうも違和感があるなあこの記事。

千円CD人気、デフレが伴奏 若者離れ、安値でテコ入れ(朝日新聞)

円高について一切触れていないのは意図的なものだろうか?最近散策していないので断言は出来ないが、輸入盤でも最近のもの、とりわけ比較的マイナーなヨーロッパ盤なんかは、今でも結構な値段(二千円代後半とか)がするんじゃないのか。クラシックの旧譜に関しては以前から元々安かった(五年ほど前に、バッハのオルガン曲全集20CDを二千円で買った)ので今更驚くこともない。それに邦楽の新譜は未だに三千円とかするんでしょう?売れ難くなってはいるかもしれないけど、値段は昔から全く変わっていない。再販制度に守られているせいもあってか。

レコード会社も動き出している。EMIミュージックは今年6月以降、ジャズの名門レーベル「ブルーノート」の有名作100タイトルを1100円で再発売した。今月9日には、さらに50タイトル増やす。うたい文句は「かつてない低価格」だ。

いやいや、ジャズやクラシックの千円盤企画なんて過去に何度もあったし、別に珍しいものでもなんでもない。「かつてない低価格」というのは、単に今までラインナップに載らなかったものがそこに仲間入りしたくらいの意味なんじゃないか(もしくはJAROか)。その他の洋楽だって千二百円企画とかがあったはずだ(この記事に取り上げられているような中途半端な編集版ではなく)。

企画盤以外に関しても、過去に何十万枚も売れた流行り物なんかはファッション的価値が失われると同時に中古市場に大量に品が出回って中古価格が暴落するので、新品をいつまでもバカ高い値段で売っていても仕方がない。そして一度元が取れた旧譜を低価格で販売するというのは必ずしも不健全なこととは言えないだろう。競争のために人件費を削って無理して低価格商品を作るのが問題なのであって。むしろこの業界が持つ問題は、旧譜や編集盤に頼らざるを得なくなっていることの方だ。それはこの業界の舵取りが下手だからなのかもしれないし、単に時代の変化によるものなのかもしれない。だがそれにしたってもうかなり前からその傾向は表れていたはずだ。

勿論デフレは様々なところに影響を及ぼしているだろう。だからそれが全く影響を及ぼしていないとは言えないし、これからもっと顕著な形でそれが表れ出てくるのかもしれない。しかしながら、この記事に書かれている現象だけに限ってみると、それは必ずしもデフレが主要な要因となって生み出されているものには見えない。むしろこの記事の方が、「まずデフレありき」で周りを固めていった結果生み出されたものに見える。つまり「デフレ」のインフレ化によるものなんじゃないかと。まあ今まで音楽市場に興味が無かった人から見れば、そう見えてしまうのかもしれないけど。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://positiveallergy.blog50.fc2.com/tb.php/355-e90108d0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

プロフィール

後正面

Author:後正面
ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

働けど無職。
-------------------------
※コメントは記事の内容(主題)に関するもののみ受け付けています。また、明らかに政治活動的な性質を持つ内容のコメントはお控え下さい(そういった性質を持つ発言は、それを許容するような姿勢を持つ一部のブログを除いて、自分のブログで行うものだというのが私の基本的な考え方です)。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。