ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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全体主義は競合する

これは完全に怨霊の仕業だろ。釣り人が65人水死した港で会社員3人が行方不明。:【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´)

ここの南堤の先はもう本当に凄い。今ぐらいの季節がまたいい。


大物がガンガンかかる。250人氏んだって言っても

毎年何万人も釣りに入ってるんだから、氏亡率は1%程度。


100人居て一人氏ぬかどうか。それなら釣らなきゃ損じゃね?

『俺は、釣りのためにこそ死ににいく』みたいな。
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しかし、この「釣りのためにこそ死ににいく」行為は随分とバカにされているようだが、《何のために》生き、《何のために》死ぬかなんて人其々のはず。当人がそれを死を賭してまで行う価値があるものだと思っているのならば、それは愚行とは言えないだろう。「釣りのためになんか死にたくない」と思う人間がそれをすれば愚行だが。

 ***

個人の《何のために》よりも「社会/国家のために」を上位に置き、本来人によってバラバラであるはずの前者の内容を後者に従わせて画一化しようとするのが全体主義。

全体主義というと何か特殊な思想であるかのように思える。だが、個人の《何のために》よりも「社会/国家のために」を上位に置くべきであるとする思想は極めて一般的なものだろう。同じように、極めて一般的で説得力があるとされている「他人に迷惑を掛けるな」というセリフも、そういった前提があるからこそ力を持つことが出来る。

というのも、その者が身も心も他人の奴隷になり切っていない限り、生存の意識的基盤となっている《何のために》よりも他人の望みである「他人に迷惑を掛けるな※1」が上位に来ようはずもないので。もちろん、何らかの共通の目的を持っている者同士がその目的に於いて「迷惑を掛けるな」と言うのならばそれは無理のあるセリフではない。だが、元々《何のために》が著しく異なっているであろう者同士の間に於いても、当たり前のようにそれが受け入れられる/受け入れるべきであるという考え方は、全体主義的な思想の支えがその後ろに無ければ(無理筋としてしか)成立しない。逆に言えば、そのセリフが一般的なものとして説得力を持っている社会には、それだけ全体主義的な思想が浸透しているということでもある。

つまり、日本に於いて(恐らく世界的に見てもそうだろうが)全体主義は極めてメジャーな思想であると。

 ***


但し、多くの者が全体主義思想を持っている日本が実際に全体主義国家となっているかと言えば、流石にそこまでは言えないだろう(もちろん、個別の事柄や集団に於いては既に全体主義的になっている部分は幾らでもあるだろうが)。

では何故そうならないかというと、それは其々の持つ全体主義思想そのものが競合しているからだ。一言で「社会/国家のために」と言っても、そこで指し示されている社会/国家とは、あくまで“其々が思い描く、よって実際には多様な”社会/国家でしかない。

だから、全ての人間が全体主義思想に染まったからといって、その国が全体主義国家になるとは限らない。多くの人間が全体主義思想を持つことと、その思想の中にある「社会/国家」の内容が一つのものに収斂されることや、《何のために》をそれに従わすべくするシステムが実際に具現化して動き出すことはまた別の話なのだ。



※1 生存競争という一面がある以上、生きるとは他人に迷惑を掛け続けることでもある。また、《何のために》が画一化されることがない以上、それらもまた競合し、お互いに迷惑を掛け合うことになる。即ち、元々社会は誰かが誰かに迷惑を掛けることを前提として成り立っている。「迷惑」もまた社会の一部。「他人に迷惑を掛けてはいけない」と本気で思うのならば、その者はこれ以上他人に迷惑を掛けないようにサッサと死ぬか、もしくは自分が掛ける迷惑に対する強力な鈍感力を身に付けるかしかない。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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