ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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いつも以上に疎外感を感じる日

だったなあ、エイプリルフールは。
他人が盛り上がっているのを見れば見るほど気分が盛り下がるよ。
クリスマスとかは別に何とも思わないのにねえ。

そんな中で唯一興味を惹いたのがこれ↓

http://www.megavideo.com/?v=JNBN8R5S

『インディー・ジョーンズ』の公式ページが『サウスパーク』に乗っ取られて、『インディー・ジョーンズ』をネタにしたこの回の動画がトップに貼り付けられていたという。まあこの動画自体はエイプリルフールとは直接関係ないわけだけど。

しかしこの風刺はそのまま今の日本の状況にも当てはまるなあ。チャイニーズ・フォビアとか「非実在青少年」規制とか。

  ***

それにしても、アメリカは暴力描写に対する規制が強く、『ドラゴンボール』のようなものまで問題視されることもあるというが、こういうのは大丈夫なわけか。それだけゾーニングが進んでるということか?

しかしこういうタイプの風刺は、日本では絶対に無理だなあ。だって、幾ら日本でゾーニングが進んだとしても、宮崎駿が幼女を脅して――いいから脱げ、何も言わずにやれ。ほらほら、叫んでごらん。ブタのように叫んでごらん。叫んでみろ、ほら、叫べ。「私をこのソープで働かせてください!」と叫べ。大声で叫べ、大声だ――みたいな風刺は絶対許されないもんねえ。いや、それって「非実在少年」を使って本人がやってることそのまんまなんだけど。

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↑「普通の感覚」の潮目を見極め、それが持つであろう他人へのコントロール欲――即ち道徳――を上手く利用して正当化すればこうなるだけであって。

その一方で、権威性を手に入れることも潮目も上手く読むことも出来ないロリ達は、そのコミュニケーション能力の低さ故に政治的に稚拙な態度でしか相手の批判に対抗することが出来ず、宮崎駿の分まで集中砲火を浴びることになる、と。これがロリと「名誉ノーマル」の違いですよ。要するに、本当は背景に理念やロジックなんて無いわけです。

――こういったことは別にこの問題だけに限ったことではない。例えば、今まで散々非道徳的な行いをしてそれをネタにのし上がって来た、一般性から遠く外れた位置にいたはずのお笑い芸人が、権威性や社会的成功手にした途端、今度は異端性から一般性や道徳に武器を持ち替え、持ち前のコミュニケーション能力を使い、「みんな」の代表として「みんな」から疎外された存在を抑圧し始める、というのはよくあるパターンだ。そして今度はそれをネタにすることで己の求心力を保ち始める。理屈で考えると全くおかしなことだが、実際、その道徳的欺瞞は概ね世間に受け入れられている。

現代社会の最大の権力者は、政治家でも官僚でも大企業のトップでもない。それは「普通の市民」という主体無き群集だ。そしてその群集の「普通の感覚」こそが本当に深刻な抑圧やハラスメントを生み出す。それこそが現代社会の権力構造の在り様であり、克服されるべき問題点だろう。それ故、「普通の感覚」が持つ無根拠な横暴さや横柄さ、その滑稽さを暴き出してみせてこそ、風刺は本来の機能を果たすことになる。ところが日本の場合、「普通の感覚」の側からそうでない者を嘲り哂うという形でしか風刺はその姿を現さない。というのも、日本では「普通の感覚」がある種の信仰対象になってしまっているから。要するに、それは不人気者への一方的なハラスメントにしかならない。

いや、まあ風刺が機能したからといって別に住み良い社会になるわけでもなんでもないけど。

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