ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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REAPERv0.999のプロジェクトセッティング~Pan Law設定、その他

REAPERのデフォルトPan Lawは+0dBだが、これは設定によって変更することができる。

変更の仕方は、先ず左上の「File」から「Project settings」を選択して(または「Alt+Enter」で)開いたウィンドウ上にある「Project settings」のタブをクリック。

すると以下の画面が表示されるので、そこにある「Default track pan law -- centered gain」の項目で好みの数値を選択。後は「Save as default project setteings」をクリックして設定の保存をして終わり。

panlaw1.png

また、REAPERではプロジェクト・セッティング以外にも、個別のトラックごとにPan Lawを設定することができるようになっている。やり方は簡単で、意中のトラックのPanスライダー上で右クリックし、そこで現れたウィンドウ上にある「Override default track pan law」にチェックを入れ、好きな設定を選べばよいだけ。

panlaw2.png

 ▼(1)Pan Law設定によって何が変わるのか

そもそも、何故Pan Law補正などという機能が必要なのか。実は自分も余りよく分かっていないのだが、検索してみたところ、

偏ったDTM用語辞典 - パンロウ:Pan Lawとは

「Pan Law」とはパンの法則の事である。左や右にパンを振り切った音はステレオのスピーカーの片方だけで鳴るのに対し、センターに定位した音は左右2つのスピーカーで鳴る事になる。そのため、左右に振り切った時とセンターの時で同じ大きさの信号を入れるとセンターだけが大きく聴こえる事になる。Pan Lawはこれをどう補正するかの法則の事である。

こういうことらしい。しかし、ソースが元々ステレオだった場合にもこの補正は意味をなすものなのだろうか…。

まあその疑問はひとまずおいておくとして――例えばPan Lawを最も一般的な-3dBに設定すると、デフォルト設定(+0dB)の時と比べて一体どのような挙動の違いが出てくるのか。それを図で表してみると、以下のようになる。

panlaw-3.png

横が定位で、縦が音量を表している。Pan Lawが+0dBの時は、Panをどのように動かしても音量はピンクの横線上を左右するだけで、常に一定(ソースが持つ元の音量のまま)。一方、Pan Lawを-3dBに設定した場合は、音量は緑の線上を行ったり来たりすることになる。つまり、Panを左か右に振り切っている場合は、そのソースが持つ元の音量のままだが、Panがセンターに近づくにつれて音量は徐々に下げられていき、センターに辿り着いたところでちょうど-3dB減算される。言うまでもないが、例えばPan Lawを-6dBに設定していた場合には、この縦の幅が6dBになる(この図はあくまでイメージなので、必ずしも音量の減算具合がこの緑の線のように直線的変化をするとは限らない。また、この緑の線の形はDAWごとで其々異なっている可能性もある)。

一応言っておくと、この緑の線はあくまで元の音の上からこのように音量の減算が行われるということであり、元のソースが一定の音量で鳴っていたりでもしない限り、実際に出てくるPanと音量の関係はこの線の通りにはならないので注意(これがレシーブトラックだった場合、送り手側のトラックのPan設定によっては、元のソースが一定の音量で鳴っていても、実際に出てくる音量はこの線の形とは一致しない)。

Pan Lawというのは結局のところ音量の変化でしかないわけで、だとしたら、ミックスは基本的に其々の音を聞きながらバランスを取っていくわけだから、どのように設定しても大して結果は変わらない――人間特有の曖昧さや、体調の違いによる誤差の範囲に収まる――ようにも思える。その一方で、実際には人間の挙動は道具の持つ性質に大きな影響を受けてしまうという面もあるだろう。単純に考えると、Pan Lawを0dBに設定した場合とそれを下げた設定にした場合とを比べると、前者は比較的センターの音が大きいミックスになり易く、後者は外側の音が大きいミックスになり易いとか。ここら辺のことを調べた実験などはあったりするのだろうか。

 ***

ところで、Pan Lawによる補正を利用した場合、注意すべきことが幾つかある。

・オートメーションでパンを左右に振った時、センターの音が遠くなってしまう。

・マスタリング時にPanLawを下げたままだと、音量が下がってしまう。

・センドで送った音量も補正される。

もしかしたら他にも注意すべき点があるかもしれないが、とりあえずパッと思いついたのはこれくらい。その中でも、特に三つ目には気をつけておいた方がよいかもしれない。というのも、Pan Law補正を使用するセッティングでセンドを行うと、送り手側と受け手側とで二重に音量が補正されてしまうからだ。さらにセンドで受け取ったものをセンドで送ると、三重に補正されてしまう。その場合、補正機能を使う場合でも、レシーブトラックだけは+0dBに設定しておくというのも一つの手かもしれない。

 ▼(2)オートミュート機能、その他のプロジェクト設定

「Project settings」画面では、Pan Lawの設定以外にも、様々な設定をすることができる。

panlaw1.png

順番に見ていくと

○Project BPM
デフォルトBPMの設定。

○Beats/Measure
ビートの決定。メトロノームにも反映される。

○Grid line spacing
タイムライン上に表示されるグリッド線の間隔の決定(例えば1/4だと、16分音符ごとの間隔で区切りが表示される)。

<追記> 間隔の把握が間違っていた。正しくは、4分音符の長さを「1」とし、後はそれを幾つに割るか、もしくは何倍するかだった。すると其々の数値に対応する間隔は以下の通りになる。「1/32→128分音符」「1/16→64分音符」「1/8→32分音符」「1/4→16分音符」「1/3→3連符」「1/2→8分音符」「1→4分音符」「2→2分音符」「4→全音符」 <了>

○Grid snap spacing
スナップ機能(アイテムをグリッドのそばに持っていくと、自動的にグリッドに吸い付いて頭合わせをしてくれる機能)が適応される間隔の設定。

○beat, but never less than
ここで設定されたピクセルよりも小さくなるグリッドは表示されなくなる(或いはスナップ機能が適用されなくなる)。余り小さな値にすると、画面が細かいグリッドで煩雑になって見難くなる場合がある。例えば、以下は「1 pixels」に設定したところ。

pixels.png

○Force selections to be multhiples of ~beat in length
選択範囲の単位(長さ)を決定し、選択幅をその単位に強制することができる。例えば、この項目にチェックを入れ、「1 beat in length」に設定した場合、選択できる長さの最小単位が4分音符の長さになり、選択幅を広げる場合も、自動的に4分音符単位の長さで選択が広げられて行くことになる。

○Limit project length, stop playback/recording
再生や録音の上限を決定できる。例えばこの項目にチェックを入れて「00:10.000」にすると、再生や録音が始まって10秒経つと自動的に停止される。

○Allow feedback in routing
ルーティング上でのフィードバックを許可する。フィードバックによる特殊効果を得たい場合にチェックを入れるのだろうけど、「CAUTION」とあるように、音が増幅して非常に危険なので、余程それが必要でない限りは基本的にチェックは外しておいた方がよい。

○Autometically mute master output if volume exceeds
オートミュート機能の設定。設定したdB以上の音声がマスタートラックに入力されると、自動的にミュート状態になる。これは非常に重要で有用な機能だと思う。ここで適切な設定を行っていれば、唐突に起こる爆音などでスピーカーを痛めたりすることを防ぐことが出来る。

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