ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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フリーコンプの雄、Molot

Molot(vladg/sound)



今更感があるが、このコンプは非常に出来が良い。フリーコンプの中では間違いなくトップクラスの出来だろう(その上、未だに結構な頻度でアップデートがなさている)。ピュア系ではなく基本的には色づけタイプだが、Rough Riderほどの暴れ馬というわけでもなく、非常に扱いやすいのでかなり幅広く使えるように思う。なんといってもアタックやリリースによる変化が非常にわかりやすく、音の前後をコントロールしやすいのが良い。設定にもよるが、傾向としては音は比較的柔らかめ(ただし、インプットゲインを上げると硬めになる)で、中域よりの音になりやすい。
------------------------------

このコンプには幾つか特徴的なセッティング項目があるので、以下それについてまとめてみる(アップデートに伴い仕様は変更されるかもしれない)。

<FILTER>
ハイパスフィルター。ここで指定された数値よりも上の帯域がコンプへと送られ、それ以下の帯域はそのままスルーされる。

<ALPFA/SIGMA>
ALPFAにするとNeve 33609タイプ、SIGMAにするとFairchild 670タイプになる。実機なんて知るわけないので実際にどれくらい似ているかは分からないが、前者は比較的柔らかめ、後者は比較的硬めの音になる。キックで言うなら、ドゥッドゥッよりにしたい場合はALPFA、ペチペチよりにしたい場合はSIGMA。

<MODE>
・「MONO(L)」=一旦(L◇L)に変換され、それにコンプが掛かる。
・「2MONO」=ステレオリンク?L/Rモードでコンプが掛かる。
・「R-S.chn」=サイドチェイン用セッティング。一旦(L◇L)に変換されたものに対し、右チャンネルでレシーブした音をトリガーとしてコンプが掛かる。受けた音量が大きいほどリダクション量は大きくなる。
・「Mid」=Midだけにコンプが掛かる
・「Side」=Sideだけにコンプが掛かる。
・「M/S」=M/Sモードでコンプが掛かる。
・「Stereo」=ステレオリンク。

<MID-SCOOP>
中域調整用EQ。右に回せば低音よりの音に、左に回すと高音よりの音になる。このEQもまたかなり効きがいい。

<UPSAMPLING>
右に回すほど音はクリアになるが、CPU負荷が高くなるので注意。

――尚、其々のパラメーターは全てマウスホイールでコントロールすることが可能となっている。これがわりと便利。

 ▼最近追加された項目(左下の三角をクリックすると現れる)

<Input>
左クリックで+6dB/+12/-12/-6/~、右クリックで-6dB/-12/+12/+6/~。
<追記:6/2>この項目は「MODE」が「Mid」に設定されている場合はMidゲインに対するものとなり、「Side」に設定されている時はSideゲインに対するものになる。例えば、「Side」設定で+6dBにすると、Sideの音量だけが6dB上がる。

<Lim>

“Pre”-- compressor -> limiter -> EQ -> Makeup -> Dry Mix
“Post”-- compressor -> EQ -> Makeup -> Dry Mix -> limiter
“Off”-- no limiter

~vladg/sound-Changelogより

<Sat.>
・「Ratio」=レシオの設定が大きくなるほどサチュレーションも大きくなる。
・「On」=「Ratio」設定よりもサチュレーションは小さくなる。
・「Off」=サチュレーション・オフ。

これら設定によってどれくらいの音の違いが出てくるかは、molotを挿して全く同じ設定にしたトラックを二つ作り、一方を逆位相にしてサチュレーションの設定だけを変えて聴いてみると分かり易い。

<Bypass>
インプットゲインを除く全ての処理過程がバイパスされる。
<追記:6/2>「全ての処理」と言ったが、「MODE」による変換処理はBypass設定でも実行される模様。

<EN>
英語とロシア語の切り替え。
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

因みに、コンプには其々音が上に行きやすいものや下に行きやすいものがあり、それによって音の上下をコントロールするという手法もある(と言っても効果は限られてはいるが)。例えばmolotは音が中央に位置しやすく、PC-2は上に、ReaCompは下に位置しやすい。こういったクセを元にしてコンプを使い分けるというのもありだろう。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

働けど無職。
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※コメントは記事の内容(主題)に関するもののみ受け付けています。また、明らかに政治活動的な性質を持つ内容のコメントはお控え下さい(そういった性質を持つ発言は、それを許容するような姿勢を持つ一部のブログを除いて、自分のブログで行うものだというのが私の基本的な考え方です)。

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