ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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「musicXart studio」のハイクオリティ・コンプ、OneKnobCompressor

「OneKnobCompressor」musicXart studio

OneKnobComp1.png

KVRのユーザー・レヴューでこのプラグインの「サウンド」に満点を付けている人がいたので、そういばそういうものもあったなあ、なんかやたら重かったことしか覚えてないけど…と思いながら試してみたところ、確かにその評価も誇張とは言いきれない非常に高いクオリティを備えたものだった。以前にも少し触ってみたことがあるはずだけど、その時にこのコンプの良さに気付かなかったのは、まだ自分の中にコンプに対する評価基準が確立していなかったからだろう。
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このコンプの特長を一言で言えば、音がぼやけ難く、抜けがよいこと。この点では、自分の知っているフリー・コンプの中では一番優れている。そして誰が使っても失敗することのない簡単さも、長所の一つと言ってよいだろう。

音の変わり方はコンプというよりも、どちらかといえばクリアに音圧を上げることが出来るタイプのリミッターをイメージした方が分かり易い。実際、リミッターとしても十分使えるだろう。すこし高音が強調される傾向がある――後で書くが、それも修正が効く――が、それ以外には特段どこかの帯域が出っ張ったような感じになるクセもなく、非常にフラットな印象で、汎用性という点でも高く評価できる。フリーでクセのないコンプは余りないので、その意味でもかなり貴重。

これはフリーだから、ということだけでなく、絶対評価としてもかなりいい線いっているコンプだと思う。実際、試しにT-RackSと比べてみると、ぼやけ難さという点ではOneKnobの圧勝。重さという点でもT-RackSに圧勝してしまっているけど。しかし、そういった重さという大きな弱点は抱えているものの、このクリアさとフラットさなら、ヴォーカルなんかに使っても十分威力を発揮してくれるのではないか。

<追記:6/30>「フラット」と書いてはみたものの、後でもう一度聞きなおしてみると、そのままの設定の場合、低音がかなりへこむことに気付いた。そのため、例えばキックなんかに使用する場合は、「Low/High」によるパラメータの調節が必須になる。しかしやっぱり品定めする時は、ちゃんと色々なソースで試してみないといけないなあ。今回は記事はいつもと違って、一つのソースで鳴らしてみた印象だけで書いてしまったので。あとこのコンプは、音が少し細くなり勝ちな弱点を持っていたり、スピーカーに張り付いた感じになり難い代わりに、少し距離ができたりするところもあるので、そこら辺にも注意が必要。<了>

そしてこのコンプ、見かけ上はワンノブ――と言いながらツーノブじゃないか、ということはさておき――だが、実際には内部にちゃんと様々なパラメータが用意されている。DAWによってそのパラメータの出し方は異なっているだろうが、例えばREAPERでは、「UI」ボタンをクリックすると以下のような画面が表示される。

↓「ワンノブ」と「Sat」をマックスにしているが、それ以外はこれがデフォルトのパラメータ設定。
OneKnobComp2.png

・EQ-Compressor-Attack→アタック。

・EQ-Compressor-Cutoff→ハイカット(ローパス)。左にスライダーを動かすほど高音が削られていく。

・EQ-Compressor-LookAhead→先読み機能(擬似的なものじゃないかと思うけど)。ピークの尖りを和らげたい時に使う。

・EQ-Compressor-Low/High→スライダーを真ん中より左よりにすればするほど、高音がより強く抑えられる。真ん中より右よりにすればするほど、低音がより強く抑えられる。

・EQ-Compressor-Mode→オンにするとコンプの掛かりが強くなる。

・EQ-Compressor-Out→アウトプット・ゲイン。

・EQ-Compressor-Ratio→レシオ。

・EQ-Compressor-Release→リリース。

・EQ-Compressor-Softclip→ソフト・クリップ。

・EQ-Compressor-Threshold→スレッショルド。

・EQ-Compressor-UpDown→よく分からない。インプットゲインかな?オンにすると一気に音量がでかくなるので注意。

・EQ-Compressor-Wet/Dry→プラグインのドライ/ウェット。表示とは逆で、スライダーを左にするほどドライになり、右にするほどウェットになる。

・EQ-Gain→高音用EQのゲイン。

・EQ-On→プラグインのオン・オフ(GUIのon/offスイッチに該当)。

・EQ-wet-dry-Knob(1)→?

・EQ-wet-dry-Knob(2)→コンプレッション(GUIのワン・ノブに該当)。

・EQ-wet-dry-Knob(3)→?

・EQ-wet-dry-Knob(4)→サチュレーション(GUIのSatに該当)。

・EQ-wet-dry-Wet/Dry(1)→?

・EQ-wet-dry-Wet/Dry(2)→?

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「高音が強調される傾向がある」と言ったが、それが気になる場合は、デフォルトでマックスになっている「EQ-Gain」を少し下げてやればよい。自分が重さ以外でこのコンプに抱いた唯一の不満は、リミッターのような平べったい音の変わり方をしてしまうことだったが、ここでアタックとリリースを調整すればそれも回避することができる。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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※コメントは記事の内容(主題)に関するもののみ受け付けています。また、明らかに政治活動的な性質を持つ内容のコメントはお控え下さい(そういった性質を持つ発言は、それを許容するような姿勢を持つ一部のブログを除いて、自分のブログで行うものだというのが私の基本的な考え方です)。

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