ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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ExperimentalSceneのAntiAliasでEQの設定を確認

以前、理屈もよく分からずにReaCompのアンチエイリアス機能だけを使用する方法を紹介したが、実際にそれを行ってみたところ、どうもレンダリング時に音が変わってしまうケースに何度か遭遇した。なぜかはよく分からないが、その場合、ピークが割れたりするのではなく、音の小さな部分が汚くなったりするケースが多かった。なので、今はその手法は余り使わない方が無難かな、というところに落ち着いている。

ExperimentalScene『AntiAlias』



しかし、最近このアンチエイリアス専用のフリープラグインを手に入れ使ってみたところ、こちらの方は結構使えそうな気がする。なにより効果が非常に分かりやすい。
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エイリアスノイズに関しては、下記サイトの「DAW 内プラグイン・エフェクト使用時の プロジェクト S.R.設定に関する考察」が非常に興味深かった。画像で折り返しによってできるノイズの量が確認出来たりして。アンチエイリアスに関する説明も分かり易い。

Studio Gyokimae - サイト目次

44kHzのプロジェクトを例にとります。
33kHzの信号は本来可聴域外ですが、これがプラグイン・エフェクトの適用などで倍音として付加
された場合、33k . (44k / 2) = 11kHz という可聴域「内」の信号が、いわば捏造されることになりま
す。
ならば22kHzを越える周波数はフィルターすればよさそうに思われますが、デジタル領域ではフィ
ルターを適用しようにも、そもそも22kHzを越える周波数と、折り返しで生じた信号の見分けがつ
きません。
次に、192kHzのプロジェクトを例にとると、96kHz以下の周波数については、この折り返し現象が
おきません。この領域で存分に倍音を付加してから最終的に音声を44.1kHzに変換する直前に
22kHzのローパス・フィルタを通した場合と、はじめから44.1kHz設定のプロジェクトで倍音を付加
するのでは、先述のように「捏造」される信号量に差が生じます。

――「DAW 内プラグイン・エフェクト使用時の プロジェクト S.R.設定に関する考察」より

取り分けサチュレーションなどを掛けた場合に、より顕著にこのノイズが現れるらしい。

ExperimentalScene『AntiAlias』の説明には

AntiAlias filters out frequencies above the Nyquist frequency by oversampling then shelf filtering with a FIR filter.

とあるように、このプラグインはオーバーサンプリング時にフィルターをかけることで、この「「捏造」される信号量」を減らすためのものなのだろう。実際にそれがどれほど上手く機能しているのかは分からないが(検証する能力もないし)。ただ、これを挿すのと挿さないのでは、誰が聞いてもハッキリ分かるほど大きく音が変わることだけは確かだ。傾向としては、これを使うと音がハッキリしてくぐもりが軽減され、明るく硬く高音が目立つ音になりやすい。

実際、これを挿さずにEQを設定し、その後にこれを挿してみたところ、音がよりハッキリするので、それまで気付かなかったEQの設定の失敗に気付きやすくなった。ああ、こんなにも酷い設定をしていたのか、と。少なくともそういう用途で用いるのなら、これは間違いなく使えるプラグインだと言えるだろう。

もちろん、本来の用途であるエイリアスノイズを緩和するためにも使えるだろうが、ReaCompの例があるので、余り胸を張ってお勧めすることは出来なかったり…。それにしても、レンダリング後に音が大きく変わってしまうというのはどういうことなのだろう。それとも気付いていなかっただけ?もしかしたら、以前はWAVではなく直接MP3に変換していたので、そのせいかも…。まあ取りあえず、今のところはこれでレンダリング後に特別音が汚くなったと感じたことはない。

 ***

尚、オーバーサンプリングすると設定ごとに微妙に音量が変わったりするのでその点には注意が必要。ある一つのケースでは、2xで0.2dB、4xで0.5dB、8xで0.3dB、16xで0.1dBほど音量が上がった。32xでは元の音量のままだった。

それからこのプラグインは、一旦他のプラグインを表示させてからもう一度表示させ直すと、どんな設定をしていても2xのボタンが点灯してしまうというバグを抱えているので、そこにも注意が必要。ただCPU消費を見る限り、表示上は2xになっていても中身はちゃんと以前の設定が引き継がれているようではある。しかし少々紛らわしい。

コメント

初めまして。以前から拝見させて頂いております。
AntiAliasいいですよね。私も愛用しています。EQを挿す前にplug-inするとEQの効きも変わったりします。DAWやっていますとデジタルノイズにはずいぶん悩まされるので助かっています。

これからも記事楽しみにしております。

初めまして。

>EQを挿す前にplug-inするとEQの効きも変わったりします。

プラグインの性質上、後に挿した方が良いのかと思いきや、前に挿しても効果があるんですね。プラグインを挿す順序は本当に奥深いです。

>これからも記事楽しみにしております。

何の知識もないど素人が現実逃避のために気休めで書いているだけの記事ですが、それを楽しんでいただける方がいらっしゃるなら幸いです。

以前から「プラグイン関係で濃い情報が書いてあるブログ」としてチェックしていましたので、これからも楽しみです。すでにご存知かとは思いますが、×128オーバーサンプリングプラグインが、下記です。ぜひお試しを。

http://www.savioursofsoul.de/Christian/VST/SigmaDelta.exe

プラグインのご紹介ありがとうございます。Christian-W. Buddeは非常にマニアックなツールを量産していますね。SigmaDeltaは何のためのものかよく分からなかったのと、インストールものということもあって試していませんでした(UniExtractで取り出せましたが)。ここのものでは HRTF 3D がお気に入りです。

>これからも楽しみです。

誰かの期待に応えようとするとロクなことにならないというジンクスがあるので、これまで通り、とことん自分本位なやり方でぼちぼち続けていきたいと思います。また機会があればどうぞ。

アンチエイリアス関係では、記事中の「Antialias」、プラグインをラップしてオーバーサンプリングする「VST oversampler」、あとは「Sigmadelta」かな。それぞれ特徴はありますが、エイリアスノイズに関しては、ハイサンプリング環境で作業するのが一番効果的でした。ハイサンプリング環境+ノイズ除去ソフト、がお気に入りです。

ブログのコメントについては考えさせられます。自分のブログではコメントはクローズしていますが、他人のブログには書き込んでしまいますね。身勝手なものです。

パソコンの処理能力が上がってきたこともあってか、最近はプラグイン自体にもオーバーサンプリング・モードを備えているものが増えてきていますね。ただ、ハイサンプリングはいいんですが、しょぼいパソコンを使っている身としてはそう気軽には使えなかったりして、中々厳しいものがあります。

>自分のブログではコメントはクローズしていますが、他人のブログには書き込んでしまいますね。身勝手なものです。

とはいえ、余り整合性やら一貫性やらについてこだわり過ぎると身動きが取れなくなってしまいますからね。それはそれでまた問題が生じてきたりしますから、難しいところです。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

働けど無職。
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