ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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モノラル音声からSIDE成分を作る

モノラル録音したものをそのまま使うとどうも物足りないという時、それを元にして作ったSIDE成分を一緒に混ぜて鳴らすという手法がある。この手法は、シンセの広がりや奥行き感がどうも足りない、という時などにも使える。今回はREAPERに付属しているプラグインを使ってそれをやってみる。
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  • 先ずトラックを三つ作り、其々のトラックに「L」「R」、残りのトラックに「SIDE」となずける。

  • 「L」トラックのパンを左に、「R」トラックのパンは右に振り切らせ、其々マスターに音声が送られないよう、I/Oの設定で、master/parent sendのチェックを外しておく(。さらに、「L」「R」トラックから「SIDE」トラックにセンドで音声を送る設定をし、尚且つ「R」トラックから「L」トラックにセンドで音声を送る設定をする。

    パンの設定は、「60%L/60%R」のように対称にさえしてさえいれば別にこれ以外の設定でも構わないが、振り切らせるのが一番効果が分かり易い。もっと言えば、必ずしも対称でなくともよいかもしれない。最終的に聞こえてくるものさえ良ければ。

    Side_generate1.png

  • SIDEトラックに、「JS:LOSER/StereoField」を立ち上げ、Centerを-100にし、Wideを適当な分だけ上げる。さらに「JS:Delay/time_adjustment」を立ち上げておく。これで設定完了。

    ↓JS:LOSER/StereoField
    Side_generate2.png

    ↓JS:Delay/time_adjustment
    Side_generate3.png

後は、元となる音声を鳴らすトラックから「R」トラックへセンド設定を行い、音を聞きながらSIDEトラックに挿した「JS:Delay/time_adjustment」の「delay amount」や「additional delay amount」、そして音量を適当に調節するだけ。

▼EQによる汚しを加える

さらに上で作ったSIDE成分をEQで汚す手法がある。それを用いる場合、「L」「R」のトラックにEQを立ち上げ、其々のゲイン設定だけを反転させる。これによって音が微妙に汚れ、質感が変わる。
Side_generate4.png

Side_generate5.png

▼一トラックだけでSIDE成分を作る

JSプラグインの「channel joiner」と「Utility/volume_pan」を使えば、上記のルーティングを単独トラックだけで行うこともできる。「channel joiner」はReno.thestraws氏が作成したJSプラグイン。以下のスレにJSコードへのリンクが記載されているので、それを用いて作る。
http://forum.cockos.com/showthread.php?t=91753

作り方が分からない人は、この記事の「下準備」を参照。

  • さて、「channel joiner」を作成したらトラックを作り、以下のように其々のプラグインを立ち上げ、「channel joiner」の「Ch1-2」を左に振る切らせる(EQによる汚しを使わない場合、EQを立ち上げる必要はない。ここでは二パターンのEQ設定を用意しているため、四つのEQを立ち上げている)。
    Side_generate9.png

    Side_generate8.png

  • 其々のプラグインの設定、及びルーティングを以下のようにする。

    ↓volume pan_L
    Side_generate6.png

    ↓volume pan_R
    Side_generate7.png

    ↓左がL用EQの設定。右がR用EQの設定
    Side_generate11.png

これで完成。注意点としては、このトラックに元となる音声を送る時は、必ずセンドレベルを-10dB程度下げた上で送ること。でないとプラグイン内部で0dBを超えてしまう可能性がある。

▼REAPERの設定ファイル

上記の設定を行ったトラック・テンプレートを作ってみた。
SIDE_Generator.Zip

中には以下の二つのファイルが入っている。
・SIDE_Generator.RTrackTemplate
・SIDE_Generator_1Tr.RTrackTemplate
二つ目のファイルは、「channel joiner」がインストールされていないと使えない。

Option -> Show REAPER Resource path -> 「TrackTemplates」フォルダに上記のファイルを放り込み、TCP上で右クリックし、Insert track from templateから開いて使う。

▼実際に鳴らしてみた

ここで使用したシンセはKairatune。







1→元の音声
2→元の音声に作成したSIDE成分を加えたもの。
3→2にさらにEQによる汚しを加えたもの。
4→3にOmnisoneを加えて混ぜたもの。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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※コメントは記事の内容(主題)に関するもののみ受け付けています。また、明らかに政治活動的な性質を持つ内容のコメントはお控え下さい(そういった性質を持つ発言は、それを許容するような姿勢を持つ一部のブログを除いて、自分のブログで行うものだというのが私の基本的な考え方です)。

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