ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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REAPERv4.20:OSCや言語パックをサポート

今回の目玉は、OSC(Open Sound Control)がサポートされたことだろう。ただ、これの恩恵を受けることができる人は、今のところ一部にとどまるように思う。

そしてもう一つの目玉は、言語パックがサポートされたこと。これはつまり、該当言語パックさえ用意されていれば、簡単に言語を切り替えることができるということを意味する。また、言語パックの内容はテキスト・エディタによって誰でも簡単に書き換えることができるので、其々のユーザーが自分で好きなようにカスタマイズすることができる。

言語パックの作成方法は以下の通り。

http://www.reaper.fm/langpack/

上記のページから「template language pack」ページを開く。そのページを全選択してコピーし、メモ帳に貼り付ける。そしたら「名前をつけて保存」->「文字コード」で「UTF-8」を選択し保存。そしてそのファイルの拡張子を「ReaperLangPack」に変更する。

適当なエディタでそのファイルを開き「#NAME:Template (edit-me)」の「#NAME:」以降を意中の言語パック名に書き換える。後は、英語で表記されている部分を日本語に書き換え、翻訳し終わった行のコメントアウト(「;」)を外す。
REAPER_Lang_Template.png

必要な作業を終えたら、そのファイルをOptions -> Show REAPER Resource path -> LangPackフォルダに放り込む(REAPER上にドロップするだけでもインストールされる)

Options -> Preference -> GeneralのLangugeで作成した言語パックを選択して「Apply」をクリックし、REAPERを再起動。すると翻訳した部分が日本語で表示されているはず。
reaper_lang.png

REAPER_Lang_Template2.png

言語パックサポートの利点は幾つかある。まず、今まででも日本語パッチはあったようだが、パッチ方式だと、REAPERの新しいバージョンが出る度にそれを作り直したり当て直したりしなければならなかった。しかし言語パック方式だとその必要がない。さらに、これまでの方式では一度日本語パッチを入れてしまうと、マニュアルやネットで検索する際に、かえって面倒なことになってしまったりする問題があったが、この方式だと切り替えが簡単なので、そういった問題も起こらない。しかも気になる部分は各々が好きなように修正できてしまう。

というわけで、言語パック・サポートは日本でのREAPERの普及という面から見ても大きな前進だろう。個人的には、もうここまで来たら英語メインでいいか、とも思うが(REAPERのお陰で英語アレルギーが治りました)。後はI/O画面がなんとかなればなあ…。あと、ReaSurroundが「Don't Touch Me!」な感じなのもなんとも。

↓上の二つのチャンネルが触れない(GUIをオフにすることで動かすことは可能)。
ReaSurround.png

まあサラウンド機能を使うことなんてないので実害はないが。
------------------------------

以下、今回のアップデートにおけるOSCと言語パック以外の追加について幾つかピック・アップしてみる(マニュアルの「Changes in 4.20」を見ているので、実際には以前からあったものも混じっているかもしれない)。

▼レコーディング・メニューの変更

トラックの録音準備ボタン(赤丸)を右クリックして表れるメニューが以下のように変更になった。
MIDI_record.png

Record MIDI overdub
既に存在しているMIDIノートに加え、新しい入力がプラスされて記録される。

Record MIDI replace
レコーディングを始めると、前に存在していたノートが消されていくと同時に、新しく入力されたノートが記録されていく。

Record MIDI touch-replace
レコーディング中に何らかの入力があった時のみ記録がなされる。新しく記録される場所に既にノートが存在していた場合は、新しいノートに置き換えられる。

Record MIDI latch-replace
レコーディングを始め、最初に何か入力されるまでは元の状態が保持され、最初の入力後は、レコーディングが終わるまで、全て新しく置き換えられていく(何も入力されなかった時は、元あったノートは消去される)。

Record Output -> Record: output (MIDI)
FXチェインから出るMIDI信号が記録される。

▼録音準備ボタンに関するオプションの追加

録音準備ボタンを右クリックし、「Automatic record arm when track selected」にチェックを入れると、そのトラックを選択すると自動的に録音準備状態になる。

メニューの「Track」 -> 「Set all tracks to automatic record arm when selected」にチェックを入れると、全てのトラックが、選択時に録音準備状態になる。

▼メディア・エクスプローラー/ショートカット

メディア・エクスプローラーの「Shorcuts」欄において、複数のフォルダ内に存在するメディア・ファイルを一括して表示させることができるショートカットを作成することができるようになった。例えばキックの素材を探そうとした時、大抵は複数のフォルダにバラバラにそれが点在しているので、今までだと一々異なったフォルダを開いてそれを探していかなければならなかった。しかしこの方法を用いれば、そこかしこにあるキック素材が収められているフォルダを指定していくことで、それらをREAPER上から一括してプレビューすることができる。

やり方は、「Shorcuts」欄を右クリックして、「Create new database」を選択。そしたら名前を入力する欄が現れるので適当な名前をつけて、「Add path to datebase」でフォルダを指定していく。追加したフォルダを削除したい時は、「Remove path from database」でそのフォルダのパスを選んで削除。
media_ex2.png

因みに、これまで通りのフォルダ・ショートカットの作成は、エクスプローラーでフォルダを右クリックし、「Add to shortcut list」をクリックして作る。
media_ex3.png

ただ、メディア管理はREAPERの一つの弱点でもあったので、この機能が追加されたのは喜ばしいことではあるが、ショートカットの順番を変えることが出来なかったり、メディア・ファイルごとの追加や削除が出来なかったり、まだまだこなれていない感がある。

▼メディア・エクスプローラー/メディア・インポート

以下は、メディア・エクスプローラー上のメディアを右クリックして表われるメニュー。
media_ex1.png

Insert into project
プロジェクトにメディアを挿入。

Insert at time selection(stretch/loop to fit)
選択した範囲にメディアを挿入。その際メディアは、選択範囲の長さに従って、引き伸ばされたり縮んだり、或いはループになったりして長さが最適化される。

Insert into project on a new track
新しいトラックにメディアが挿入される。

insert as take in selected items
選択したアイテム幅に、新しいメディアがそのトラックの次のテイクとして挿入される。幅は合わされるが、ストレッチ機能は働かない。
media_take.png

Use as media source for selected itemes
選択したアイテム幅にメディアを挿入(元のファイルの音は残らない)。幅は合わされるが、ストレッチ機能は働かない。

Use as media source for selected itemes(stretch/loop to fit)
選択したアイテム幅にメディアを挿入(元のファイルの音は残らない)。ストレッチ機能とループが併用されて幅が合わされる。

▼アイテムのフェード・イン/アウト

アイテムを右クリックしてフェード形式を切り替えた時、選択している全てのアイテムやグループもまた同じく形式が切り替えられるようになった。
item_fade.png

▼プラグインの遅延補正

プラグインの遅延補正(PDC)で問題が出る場合に、それを無効にすることができるようになった。
PDC_Disable.png

▼アイテム・プロパティ・ダイアログでのオプション追加

アイテム・プロパティで右クリックから現れる「Apply changes after 2 seconds of inactivity」ににチェックを入れると、アイテム・プロパティ・ダイアログで何か変更を加え2秒間なにもしないでいると、「apply」をクリックせずとも自動的に変更が適応される。
apply_changes_after.png

▼トラック・マネージャ

トラック・マネージャの録音(R)欄のセルを右クリックすると、そのトラックの録音設定メニューを開くことができるようになった。

▼MIDIノート・カラー・マップ

MIDIエディタのFile -> Customize note colors -> Load color map form fileからPNGカラー・マップを読み込むことで、独自にノート・カラーを設定できるようになった。詳細は以下のリンクを参照。
forum.cockos.com/showthread.php?t=78839

▼MIDIバス

MIDIに16のバスが追加された。なんだか凄そうだが、今の所これをどういう風に活用すべきなのかはよく分からない。ReWierを利用している場合は特に色々と面白いことができるらしい。
MIDI_Bus.png

プラグイン上では、in/out欄を右クリックから個別に設定できる。
FX_MIDI_Bus.png

▼プロジェクト上のファイルのコンバート

以下はプロジェクトに名前をつけて保存する際に現れるダイアログ。
reaper_convert.png

ここでは、プロジェクト上で使われている録音ファイルの全てをプロジェクト・フォルダにまとめて移動させたり、それらのファイル形式をコンバートしたりすることができる(例えば、wavでの受け渡しだとかさばり過ぎる場合、mp3などに変換してまとめることで、Web上でのプロジェクト・フォルダの受け渡しが容易になる)。

Create subdirectory to project
プロジェクトを保存する際に自動的にフォルダが作られ、そこにファイルが保存される。

Copy all media into project directory
プロジェクト・ファイルのあるフォルダにメディア・アイテムが全てコピーされる。

Convert meda
上の項目でメディアをコピーする際のフォーマット変換の設定。

Move all media into project directory
プロジェクト内で使用されているファイルがプロジェクトのあるフォルダに移動される。

▼設定のインポートとエクスポート

Options -> Preference -> General -> Import/Export Configurationで設定を保存したり読み込んだりすることができるようになった。どの種類のデータを保存するのかを選択することも可能。データは「ReaperConfig.Zip」として保存される。今まではアプリケーション・データのREAPERフォルダをそのまま丸ごとコピーするという形でバック・アップを取っていたが、これからはこちらでバック・アップを取った方がスマートかも。
reaper_configuration.png

▼SMPTE LTC/MTCタイムコード・ジェネレータ

同期に関する設定。詳しいことは余り分からないが。トランスポート・バーの再生ボタンを右クリックして開く以下の画面から設定することができる。
reaper_timecode_generator.png

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