ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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REAPER:ReaEQをマルチバンド・コンプ化するFX-chain

次から次へとREAPERの先進的な使い方を発掘していくReno.thestraws氏が、パラメータ・モジュレーション機能を使ってReaEQをダイナミックEQ化し、それをマルチバンド・コンプとして利用するためのFX-chainを投稿しているスレッドがあったので紹介。

EQ intelligente pour mastering - Cockos Confederated Forums

「#1」では10バンド用の、「#5」では「BASS」10バンド/「LOW MIDS」10バンド/「HIGH MIDS」6バンド/「TREBLE」5バンドの計31バンド用のFX-chainを入手できる。尚、10バンドの方は(帯域分割用に)ReaFirを使っているので、31バンドのものより重く、レイテンシも大きい。
---------------------------------------

(31バンド版)FX-chainの中身は以下のようになっている。

EQ_intelligente01.png

「DC CUT」はDCオフセットをカットするためのもの。「BASS trig」から「TREBLE trig」は、ダイナミックEQのトリガーとなる音量を四分割された帯域ごとに調整するためのもの。「20Hz-3/4」から「20000Hz-63/64」までは、ダイナミックEQの其々のバンドが音量を検知するのに必要な下準備用。具体的には、ReaEQで特定の帯域以外は音が出ないような設定がなされている。

例えば「160Hz-21/22」は、「INTELLIGENT EQ(BASS)」のバンド10が音量を検知するためのもので、160Hz周辺以外の音が出ないような設定になっている。ここではそのために21/22チャンネルが専用チャンネルとして割り当てられている(1/2チャンネル以外はパラメータ・モジュレーションの音量検知用として用いられ、実際に音としては出力されない)。

↓「160Hz-21/22」
EQ_intelligente02.png

EQ_intelligente04.png
この前に、「BASS trig」で入力1/2、出力3/4~21/22の設定がなされている。ここでは「BASS trig」から送り出されたその信号を受け取り、さらに21/22チャンネルへ送っている。

↓「INTELLIGENT EQ(BASS)」
EQ_intelligente03.png

そして其々の専用チャンネル(ここでは21/22チャンネル)からPモジュレーション側に送られてきた音量と設定に従い、「Intelligent EQ」の其々のバンドでゲイン・リダクションがなされる仕組みになっている。

↓「INTELLIGENT EQ(BASS)」バンド10(Gain)のPモジュレーション
EQ_intelligente05a.png
EQ_intelligente05b.png
「Track audio channel」が「21+22」、「Derection」が「Negative」になっているのに注目。これによって、「21+22」チャンネルからの入力信号が大きくなればなるほど、「INTELLIGENT EQ(BASS)」バンド10のGainが下げられることになる。

↓実際に使用してみたところ(LOW MIDS)
EQ_intelligente07.png


尚、其々のバンドの設定はほぼ同じだが、アタックとリリースだけはバンドごとに微妙に異なっている。以下はその設定の詳細。

BASS
(1)Attack_0ms/Release_100ms
(2)Attack_0ms/Release_100ms
(3)Attack_0ms/Release_100ms
(4)Attack_0ms/Release_100ms
(5)Attack_0ms/Release_100ms
(6)Attack_0ms/Release_100ms
(7)Attack_1ms/Release_100ms
(8)Attack_2ms/Release_100ms
(9)Attack_5ms/Release_100ms
(10)Attack_5ms/Release_100ms

LOW MIDS
(1)Attack_10ms/Release_10ms
(2)Attack_10ms/Release_100ms
(3)Attack_12ms/Release_300ms
(4)Attack_15ms/Release_100ms
(5)Attack_15ms/Release_100ms
(6)Attack_15ms/Release_100ms
(7)Attack_15ms/Release_100ms
(8)Attack_15ms/Release_100ms
(9)Attack_15ms/Release_100ms
(10)Attack_15ms/Release_100ms

HIGH MIDS
(1)Attack_15ms/Release_100ms
(2)Attack_15ms/Release_100ms
(3)Attack_15ms/Release_100ms
(4)Attack_15ms/Release_100ms
(5)Attack_15ms/Release_100ms
(6)Attack_15ms/Release_100ms

TREBLE
(1)Attack_15ms/Release_100ms
(2)Attack_15ms/Release_100ms
(3)Attack_15ms/Release_100ms
(4)Attack_15ms/Release_100ms
(5)Attack_15ms/Release_100ms

▼使い方

Options -> Show REAPER resource path -> FXChainsフォルダに「Intelligent EQ」を放り込む。次にFXブラウザを開いてショートカット「Shift+A」でフォルダを開いてそれを読み込む。それだけで後は自動的に帯域の平均化がなされる。全体の最終的な出力量は「GAIN Compensation」の(右端の)Gainで調節を行う(今回に限ったことではないが、できればスロットの最後にピーク・メーターを挿して、そこでアウトプットが0dBを超えていないか確認することをお勧めする。ここで0dBを超えていればフェーダー後に0dB以内に収まっていてもアウト)。

必要なら、「trig」のGainで其々の帯域のトリガー音量を調節したり(ゲインを上げれば上げるほど検知用の音量が大きくなるため、その帯域のリダクション量は大きくなる。逆に下げればリダクション量は小さくなる)、或いは「INTELLIGENT EQ」のDry/Wetで効きを調節したり、Gainで出力量を調節したりする。さらに細かく調節したいのなら、其々のバンド(Gain)のPモジュレーション画面を開き、アタックやリリース、その他のパラメータを弄ればよい。

基本的にマスター用だが、とりわけ個別トラックで使う場合などは、Dryよりにして効きはある程度緩めにした方が無難(そうでなくともWetはある程度下げた方が無難かもしれない)。

 ***

因みに、Reno氏はYouTubeにREAPERのチュートリアルを主とする内容のチャンネルを開設している(フランス語)。

Reno Mellow - YouTube

一番最近のものではReasurroundを使ってモーフィングを行う方法が紹介されているが、残念ながらこれは日本語環境特有のバグで上手く行かなかった。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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