ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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Realivox-Blueに『かごめかごめ』を歌わせてみた

RealitoneのRealivox-Blueを買ったが、これはもう文句無く素晴らしい。音はもちろん、簡潔さとフレキシブルさを兼ね備え、一見しただけで使い方がすぐに分かる優れたUIも大きな魅力。このシステムを考案し、それを実際に高いレベルで実現した開発者には手放しで拍手を送りたい。

Realivox - Blue Realitone
Realivox_Blue_01.png

使い方はとてもシンプル。「Start」で子音、「Vowel」で母音を選択し、最後に「End」で英語などに必要な語尾を選び、どのような音を発音させるかを決定する(この塊を1音節と言う)。ものによっては子音を複数選択できるものもある。「<」はキーボードで言うところのバックスペース・キーに相当。打ち込み直したい場合はこれをクリックすれば後ろから順に入力を消去できる。全てやり直したい場合は「Reset」をクリック。一つの音節を打ち込み終わり、次の音節に移るためには「Next Syllable」をクリック。

入力された音節は左上の項目に表示され、この状態でMIDIキーボードなどを使ってノートを入力すると、新しいノートが入力させる度に自動的に発音される音節が次から次へと順番に切り替わっていく。

一節分の入力を終えたら画面左下にある鍵盤画面を見ながら、MIDIキーボードやピアノロールなどで特定のノートをクリックし、その一節にキースイッチを設定する(設定を消去したい場合はBlueの鍵盤をクリックする)。これでいつでもこの一節が呼び出せる。それが終わったら「Reset」ボタンを押して新しい一節の入力に移る。

Realivox_Blue_02.png
また、画面左下の「Click for Stettings Page」をクリックすると、アタック/リリース、ビブラート、リバーブ、レガート、ダブリングなどの設定を調節できる画面が開く。

しかし言葉でどうこう言うより、公式のウォークスルー・ビデオを見た方が早い。
Realivox Blue Walkthrough
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前回の記事では音の繋がりが気になるというようなことを言ったが、それも思ったほど不自然ではなかった。もちろん完璧とまでは言えないが、恐らく現存するボーカル音源の中ではかなり良い方なのではないかと思う。何より、このクオリティのものがリアルタイムで演奏できるというのが凄い。例えばUTAUなどは、打ち込みの結果を確認する度にその都度wavに変換する手間が掛かった。しかしこれなら鍵盤で弾いて、或いは普通に打ち込んだものを再生して直ぐに音を確認することができる。この差は大きい。

しかもこれ、なんと日本語の歌詞を歌わせることまで出来てしまう。以下は『かごめかごめ』を歌わせてみたところ(Voices1と3をオンにしている)。




 

幾つか発音が微妙なものもあるにはあるが、試してみたところ、日本語に必要な音の殆どを発音させることができた(もちろん、微妙に外国人なまりになるが)。

レガート項目にある「Vowel」機能も非常に便利。これを選択すると以下のように、レガートで弾いている間はずっと同じ音節に留まり、その母音を発音させ続けることができる(ダブラーとしてTDRのProximityを使用)。




 

基本的には遅いテンポを得意にしている音源だと思うが、例えば上に挙げた『かごめかごめ』の例では以下の程度くらいには早く歌わせることがる。これ以上速くすると「うしろの~」の部分の発音が間に合わなくなる。






 ***

このプラグインの唯一の弱点は、表現力の幅がそこまで広くない、という所くらいか。とはいえ、Blueは近年発売された全てのプラグインの中でも、質の高さ、汎用性の高さ、アイデアの革新性なども含め総合的に見て、もっとも優れたものの一つだと思う。

日本語にどれほど対応できるかはまだまだ未知数なところがある。だがこの音源はメイン・ヴォーカル以外にも様々な使い道がありそうだし、取り分け、ヴォーカル音源に興味を抱きながらも様々な理由でボカロにはいまいち乗り切れなかったという人にとっては買ってみるだけの価値が十分にあるのではないか。



【参考】「Blueを日本語で歌わせる場合の対応表」
但しこれが必ずしもベストであるとは限らない。

あ(Ah)い(Ee)う(Oo)え(Eh)お(Oh) 
か(K/Ah)き(K/ee)く(K/Oo)け(K/Eh)こ(K/Oh)
さ(S/Uh)し(S/Ee)す(S/Oo)せ(S/Eh)そ(S/Oh)
た(T/Ah)ち(Ch/Ee)つ(Th/Oo)て(T/Eh)と(T/Oh)
な(N/Uh)に(N/Ee)ぬ(N/Oo)ね(N/Eh)の(N/Oh)
は(H/Ah)ひ(H/Ee)ふ(H/Oo)へ(H/Eh)ほ(H/Oh)
ま(M/ah)み(M/Ee)む(M/Oo)め(M/Eh)も(M/Oh)
や(Y/Ah)ゆ(Y/Oo)よ(Y/Oh)
ら(L/Ah)り(L/Ee)る(L/Oo)れ(L/Eh)ろ(L/Oh)
わ(W/ah)ん(~/Mm)
「ん」は単独で発音させることはできない。

が(G/ah)ぎ(G/Ee)ぐ(G/Oo)げ(G/Eh)ご(G/Oh)
ざ(Z/Ah)じ(J/Ee)ず(Z/Oo)ぜ(Z/eh)ぞ(Z/Oh)
だ(D/Ah)で(D/eh)ど(D/Oh)
ば(B/Ah)び(B/Ee)ぶ(B/Oo)べ(B/Eh)ぼ(B/Oh)
ぱ(P/Ah)ぴ(P/Ee)ぷ(P/Oo)ぺ(P/Eh)ぽ(P/Oh)

きゃ(K/Y/Uh)きゅ(K/Y/Oo)きょ(K/Y/Oh)
しゃ(S/Y/Uh)しゅ(S/Y/Oo)しょ(S/Y/Oh)
ちゃ(Ch/Ah)ちゅ(Ch/Oo)ちぇ(Ch/Eh)ちょ(Ch/Oh)
にゃ(--)にゅ(--)にょ(--)
ひゃ(--)ひゅ(--)ひょ(--)
みゃ(--)みゅ(--)みょ(--)
りゃ(--)りゅ(--)りょ(--)

ぎゃ(G/Y/Ah or G/Y/Uh)ぎゅ(G/Y/Oo)ぎょ(G/Y/Oh)
じゃ(J/Ah)じゅ(J/Oo)じぇ(J/Eh)じょ(J/Oh)
びゃ(B/Y/Ah)びゅ(B/Y/Oo)びょ(B/Y/Oh)
ぴゃ(P/Y/Ah)ぴゅ(P/Y/Oo)ぴょ(P/Y/Oh)

尚、Blue一つでは発音できない音も、Blueを二つ立ち上げてクロスフェードさせれば発音させることができる。以下はREAPERを使用したクロスフェード手法で「にゃ、にゅ、にょ」を発音させてみたところ。




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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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※コメントは記事の内容(主題)に関するもののみ受け付けています。また、明らかに政治活動的な性質を持つ内容のコメントはお控え下さい(そういった性質を持つ発言は、それを許容するような姿勢を持つ一部のブログを除いて、自分のブログで行うものだというのが私の基本的な考え方です)。

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