ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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HOFAのIQ-Limiterが凄い

IQ-Limiterのデモを試してみたが、非常に出来がよい。味付けをしないトランスペアレント系としては今のところ最上のものなんじゃないか。これは(非味付け用途として見るなら)確実にPro-Lを超えた。

【追記】とは言ったものの、もうしばらく試してみたところ、音の輪郭のぼやけにくさ、音の距離の取り方は確かにPro-Lよりも上だが、何にでも合う無難さという意味ではやはりPro-Lの方が上かもしれないと思った。というのも、上記の特長に加え、音が平べったくならないのがIQ-Limiterの利点なわけだが、その分ミックスの腕がもろに結果に反映されてしまう。平面化するというのは、隙間を埋め出っ張りを押さえるということでもあり、失うものもある代わりに無難にまとまるというメリットでもあったわけだ。特にPro-Lは縦のラインのバランスの取り方が本当に上手いと改めて思った。【了】

IQ-Limiter | HOFA-Plugins

▼IQ-Limiter


ここのメーカーのプラグインはどれも非常に多機能なのに、リミッターに関しては「1 switch and 1 control」とあるように、本当に最小限の機能しかない。その分内部で高度なことをしているのではないか、と勝手に思っているが実際のところ定かではない。

操作は簡単。ただ「IN」と「OUT」で入力量と出力量を調整するだけ。

「1 switch」のリミット・モードは「FAST/MED/SLOW」の三つが用意されている。「MED」は最も一般的なモード。「FAST」はさらにそれよりも透明感のある設定だが、過度な入力があった場合に音が歪みやすくなる。逆に「SLOW」は最も歪みにくいセーフティな設定。ただし、市販されている既存の音源などに使ってみたところ、シンバルなどにおいて逆に「SLOW」の方が音割れしやすくなる場合があったので、どのモードが音割れしにくいかはソースによっても変わってくるようだ。

「Settings」では「Show Output ISP」にチェックを入れてインター・サンプル・ピーク・メーターに切り替えることができるので、これでISPを管理できる。また、右下の▲にカーソルを合わせてドラッグすると、GUIをある程度伸び縮みさせることが出来る。

通常129,90 EURのところ、今ならイントロ価格で119,90 EUR…。うーん、割引率低いな。
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さて、Pro-Lの何が良かったのかと言うと、リミッターとしての基本性能の高さに加え、他の多くのリミッターよりも味付けが少なく、どんなソースでも無難な結果を出す汎用性を備えていたからだ。しかし基本性能が高いと言っても、他のものよりは良いという程度で、やはり輪郭のボヤけやスピーカーへの張り付き、平面になるというリミッター特有の変化は見られた。

Invisible LimiterなどはPro-Lよりも全体的に輪郭がボヤけにくく、スピーカーとの距離の取り方も上手かったが、一方でセンターの定位はPro-Lよりもボヤける、音がやたら硬くなる、低音や高音が強調されるなどの特徴があった。そしてその分ソースを選ぶため、非味付け用途としてマスターで使用するには少々疑問があった。

このように、今まで自分が試してきたリミッターにはどれも良いところと悪いところが混在していて、その中で一番バランスが優れていているのがPro-Lであり、故に自分はそれを評価していた。つまり、その音の変わり方全てに満足しているというわけではなく、あくまで相対的満足だったわけだ。

しかしIQ-Limiterは、そんな風に相対評価としてどうこうというより、絶対評価として見ても十分に良い。まずなんといっても音の輪郭がぼやけにくい。そしてスピーカーに張り付くような圧迫感が出にくく、距離を取るのが非常に上手い。この能力はInvisible Limiter以上。その上平面にもなりにくいときている(これはその分ミックスで上手く整理しなければならないということでもあるが)。味付けも殆ど感じさせず、変に音が柔らかくなったり硬くなったりもしない。つまりどんなソースにも合う汎用性を備えている。

機能に関しては最低限のものしかなくGUIもショボいが、とにかくリミッターとしての基本能力が非常に高く、音の変わり方に不満を全く感じない(もちろん、技術は日々進歩しているので、何年も後になって振り返ってみるとコレにも不満を覚える可能性はあるが)。そういうリミッターは今のところコレしか知らない。

ただ、唯一音割れ耐性に関してはPro-Lの方が上のように思った。と言うのも、Pro-Lはソースに合わせて「Lookahead」や「Attack」などを設定すれば大抵の場合は音割れを回避できてしまう包容力を持っているので(ソースによって音割れしにくい設定は変わってくる)。もちろん、その設定の音を気に入るかどうかという問題は別にあるが。 何にせよ、設定を色々弄れる分サウンド・バリエーションがあるというのはPro-Lの一つの強みだろう。

とはいえ、今トランスペアレント系のリミッターで何がお勧めかと言えば、迷うことなくIQ-Limiterと言う。音を前に出したい、何が何でも音圧を上げたい、音をより派手にする目的でリミッターを使用したい、という人には物足りないかもしれないが、リミッターの段階では極力音を変えたくないという人にとっては、今のところこれ以上のものはないだろう。これはきっと新たな定番プラグインになるはず。

 ***

因みに、HOFAのリバーブとコンプも試してみたが、どちらも一級品。恐らくEQの出来も良いのだろうけど、これはインターフェイスがゴチャゴチャしていて余り弄る気にならなかった。ゲインも-24dBまでしか下げられないみたいだし。これだとPro-Q2の方がいいなあ、と。ダイナミックEQ機能が付いているのは羨ましいが。

EQに関してはPro-Qがアップグレードで格段に良くなったため、ピュア系EQはもうあれだけでいいんじゃないか、というのが正直なところ。ただダイナミックEQ機能が付かなかったのは本当に残念だが。一年ほど前にToDoリストに入れると言っていたはずなのに、何故実行されなかったのだろうか。それが実行されていたら、速攻アップグレードしたのだが。というか、アップグレードに$99とか高すぎる。

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人間について考えてみる。
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