ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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ジュバルの不吉な予感

前にリミッターのテスト用に作ったもの。実際にテスト用として相応しいかものかどうかは?だが。ここではフリーのLimiter №6をリミッターとして使用。

ジュバルの不吉な予感(1分24秒)

ラウドネス値は-13.7LUFS。編成は以下の通り。

フルート---Jubal Flute(embertone)
ドラム----BFD eco
シンセ----Bazille
ベース----Kontakt付属

以下、音源やミックス、リミッターなどについて
-------------------------------------------------

BFD2へのアップグレード・パッケージやTrilianも持っていたりするが、ずっと前に買って未だにインストールしていなかったりするので使えない。容量がデカすぎるものはどうもインストールするのが億劫になってしまう。この手のものはSSDに入れるべきなんだろうけど結局SSDを買えていないというのも大きい。しかし時代はもうBFD3だし、今ならTrilianよりいい音源も結構ありそう。

Bazilleは元々Serumを買おうと思っていたところちょうど同時期にイントロセールをやっていたのでデモってみたらSerumよりも音が良い上にプリセットが山ほどあって自分で音作りしなくても色々使えそうなのでつい飛びついてしまった。デモって直ぐにこれは絶対欲しいと思ったシンセは他にHarmorがあるが、あれはUIに難があって何をするにも手間が余計に掛かるのが残念。その点Bazilleは一見ゴチャゴチャしているようでいて実際には手間はそれ程かからないのが良い。

Bazille
bazille.png

ただしとにかく重い。corei7 4770kでもプリセットによってはHQをオンにすると直ぐにブチブチ言い出したりする。Multicoreをオンにすると大抵はましになるが。あと他のプラグインとの相性で突然音がならなくなる、何も弄っていないはずなのにプロジェクトを開きなおしたらパラメータに変なオートメーションがかかる、など原因がよく分からないバグもあったりする。しかし自分が触ったものの中では今のところこのシンセが一番おもしろいと思った。

一方Serumはちょっと音が硬く薄っぺらい感じ。音が硬いのは付属のエフェクトも関係しているかもしれないが。後、コンプが最初からかけて欲しくない感じでかけられているプリセットが結構多く、一々外すのが面倒くさそうだった。とはいえワブルやグロウルをやりたいなら今のところこれ以上のものはないんじゃないか。何と言っても誰でも簡単にエグい音を出せるのが良い。でもイントロ逃すと中々手を出しにくいお値段。

serum.png


 ▼ミックス&リミッターについて

ラウドネス・ノーマライズで聴き比べをするようになってから、とりわけ音の奥行き、というかZ軸上に形成される音の凸凹に注目して音を聴くようになった。海苔波形化するということはその凸凹の出っ張りを押しつぶし(或いは凹みを持ち上げ)て平面化にすること他ならならない。

で、今回はその凸凹をある程度残したミックスをしようとしたのだが、これが中々難しい。コンプで思いっきりつぶさないと所々でどうしてもフルートの出っ張りが目立ち、それによる圧迫感が出てくる。しかし凸凹を残すのが今回の方針。なので特別出っ張っている箇所だけをダイナミックEQで削るなどもしてみたが、元々目立っている帯域を動的に削るとEQであってもやはりベタっとした感じになるのは避けられなかった。

となるとできることは――オートメーションなどで音量自体を下げる、他のパートを相対的に前に持ってくる、リバーブやディレイで後の空間を埋めることで出っ張り感を誤魔化す、諦めてそこだけベタっとさせる、くらいしかない。

そしてこの出っ張りを上手く処理できていないと素人臭くなってしまう。このことは多くの人が海苔波形にし勝ちな一つの要因にもなっていると思う。Pro-LやInvisible Limiterが人気なのもこの出っ張りをならして完全な面にしてくれるからというのも大きいだろう。

一方HOFAのIQ-Limiterなどは余り平面化をしてくれない。それ故、少々問題があっても最後のリミッターがなんとかしてくれるでしょ、というような考えが全く通用しない。そして今回使用したLimiter №6も余り面にはならないタイプ。本当はIQ-Limiterを使いたかったのだが、デモの期限が過ぎてしまったため使えなかった。しかしLimiter №6が全ての面においてIQ-Limiterに劣っているかと言えばそんなことはない。

輪郭のにじみ難さにおいてはIQ-Limiterの方が断然上手だが、IQ-Limiterは少々音がセンターよりになる嫌いがある。一方Limiter №6は逆に左右に広がるような音の変化の仕方をし、これが大抵において望ましい結果を生む。また同時に音が低音寄りになりどっしりとした安定感のある音にもなりやすい。

Limiter №6
limiterNo6_.png

逆にIQ-Limiterはそういう味付けをしないため、結果として腰高になりやすい傾向がある(――因みにPro-LやInvisible Limiterも低音寄りになるタイプ。Xenonはそういう変化をしない中庸タイプで、Elephantは確か高音寄りタイプだったと思う。Elixirは中低音寄りで高音が少し凹む)。

またLimiter №6はISP対策が優れているので、そこだけをオンにして使うという手もある。逆にコンプは別のものを使った方がいいように思うが。とはいえフリーでココまで出来るのは大したもの。凸凹を残すタイプの仕上げ方をするのなら有料のものを買わなくてもこれで十分やっていけるだろう。

他方IQ-Limiterは優れたリミッターの条件としてよく挙げられるトランスペアレント性という点においてこれまでのリミッターを明らかに凌駕していたので最初は手放しで褒めたものの、実用面としてはそのトランスペアレント性の高さ故に中々使いこなすのが難しいように思った。

 ***

でまあ今回の音源のミックスはと言うと、色々手を尽くしてみたものの結局思ったような結果を出すことは出来なかった(まあ毎回そうなんだけど)。具体的な問題箇所を挙げると、フルートの出っ張りを処理し切れなかった箇所がある、フルートの出っ張りを弱めるために前に持ってきたシンセが前に出すぎている、フルートをもっと近くに感じられるようにしたかったが出来なかった、残響の扱いが上手く行かない、など。とにかくミックスは本当に難しい。

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ひきこもりという役割を引き受け
ざるを得なかった一人として
人間について考えてみる。
でも、本当はただの断末魔ブログ。

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