ポジティブ・アレルギー

物事を顧みず、ひたすら自身にとって都合の良い部分だけを見て突き進まなければならない、ポジティブ社会への拒絶反応

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余分な支払いと余分なシバキ

店員「302円になります」俺「507円で」 - Togetterまとめ

気持ちは分かる。要するに支払いついでに1円玉5枚を5円玉に両替してもらいたかったということなのだろう。自分も1円玉がダブついてくると支払い時についこういうことを考えてしまったりする。

しかしおつりが5円玉で返って来るとは限らないわけで。その場合、一端1円玉5枚を渡しまたそれを受け取るという何とも奇妙なことになる。
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一つの常識を全ての人間が共有することなどない。そうである以上、「常識知らず」と非難したことで逆に周りから常識知らずとして糾弾されるというパターンに嵌りこむ危険性は誰にでもある。なので人間が出来ている人はそれがおかしいと思った場合でも、それとなく嗜めるに留めるだろう。

しかしここでは多くがお互い痛い目に合わせる(バカにする)ことで学ばせるというシバキ主義に陥っているように見える。

だがそのシバキはこのケースにおける5円と同じで本来は必要ないものなのではないか。

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結局何故人がシバキ主義に陥ってしまうかと言えば、その方が楽だからだろう。

それを尊重しようがしまいが、そこに存在して決して払拭できないのが多様性。それがある以上、意図のすれ違いは何時起こってもおかしくない。その中で他人を理解したり他人に理解してもらうのはわりと困難なことであり、それをするにはそれなりの能力が必要になる。ただの小銭のやり取り程度であっても。

店員が「500円で足りる」と言ったのにしても、「いやあの」ではなく、「いや、5円玉が欲しいので」と言えばそれで意図は伝わったはず。そしてその意図が伝わればそれで問題はないだろう。だがそれが中々できない。

つまり(そもそも不可能な)常識の画一化ではなく、むしろそういったすり合わせ能力こそ「日本の将来」に必要とされているのではないか(――まあ高級店でもないレジの店員なら一々確認なんかせず、足りていさえいればそのまま507円を受け取り200円と1円玉5枚を返すだけでも十分だと思うが)。

一方、バカにしたり恫喝したりという手段は既に誰もが平等に手に入れているものである。手元に銃やナイフがあればついつい使ってしまうものだろう。それと同じで、ついついそういった手段に頼ってしまいがちだ。特に相手がそういった手段で折衝を試みてきた場合は尚更。

攻撃されたから攻撃で返すという本能もあるかもしれないが、何にせよその方が容易なのだ。しかしその容易な方の選択をしたが故に争いが大きく発展し、後に大きな困難を招くということもある。

シバキ主義は一見「厳しく」見えるかもしれないが、実は余り深く考えず、単に容易な方に流された結果でしかないのである。

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